英語の学習法

2016年7月21日岡山校

これからの英語学習法

1 今後の英語教育

⇒ 大学入試改革に伴い、日本の学生はまさに英語を学んでいくことになると思います。日本では「受験英語」「英会話」のように英語はしばしば区別され、英語が出来るといっても「書く・読む」(受験英語)「聞く・話す」(英会話)が区別されている傾向がありますが、外国では日本のように英会話スクールや学習塾というものはあまり見られません。現在の大学入試改革で文科省は「話す・聞く・読む・書く」といった4技能を評価するという方針を出していますが、そもそも英語を学ぶにあたって、これら4技能を学ぶことは当然のことなのです。つまり受験英語は出来るけど、英語で自己紹介すら出来ないから、英会話スクールに通うというのは世界的に見れば不思議な現象なのです。では今後の入試改革に対応した英語の学習法はどのようにすればよいのでしょうか。

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2 中学校での英語学習法

⇒ 中学校では英語の初歩的な文法ルールと日常で使う最低限度の単語を学ぶことになっています。したがって中学の英語では高度な英語の読解や文法は出題されません。つまり、考えて解くというよりは、慣れで解くという部分が大きいです。人間は幼少期から表現が先で文法を後に学ぶようになっていますので、いくら文法を覚えても英語が書けないのはそのためです。私の体験談としてはアメリカに留学中、ほぼ問題なく英語で日常会話を行っていましたが、文法を意識したことはなく、帰国後この仕事で文法を細かく学び始めてようやく理解したという経緯があります。そこで感じたことは、英語は表現して初めて文法を理解できるということです。そこから導き出される中学校での英語学習法は、日本語を見た瞬間に英作ができるという状態にすることです。例えば、KLCで私の授業を受けると、宿題はわずか1ページですが、全て英作で構成されており、チェックテストで合格しようと思えば、何度も英作(主語からピリオドまで)を書く必要があり、結果的に少ない子でも3~4ページ分の英作量(50~60文)になっています。習った文法の所だけを穴埋め等で部分的にやってもあまり意味がありませんが、英作なら時制・3単現のs・副詞の位置・単語のスペル・否定文・疑問文等のこれまで学んだ英語のルールの運用力を全て鍛えてくれます。英語脳・英語センスなどというものは、表現できる文の量が増えれば自ずと身についていき、大学入試や実際に会話をする時に必ず役にたってきます。もちろん学校の成績もKLCに来ればグングンアップします!

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3 高校での英語学習法

 

⇒ 高校で扱う英文はネイティブが書いた論文や小説になりますので、高度な文法力と単語力がないと太刀打ちできません。また高校入試とは違い、慣れのようなものですぐに答えが出るものにはなっておらず、「文法力」や「本当の単語力」が必要になってきます。

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英文読解の手順としてはまず単元の特定が必要になります。そこでどの文法が出題されているかということを特定するときに「文法力」が試されます。また、大学入試では覚えた単語の意味をただ当てはめても、その状況では不自然な訳になってしまうことが多く、単語の意味を文脈ではなく文法に基づいて類推する力(塾に来ないと教えてもらえない)が求められます。たとえ5000語レベルの単語を習得したとしても、巷で売られている4000円程度の格安電子辞書でさえ10万語程度の単語が載っているわけですから、いくら覚えても知らない単語には必ず遭遇するのです。

ただ、そうは言っても「システム英単語」「ターゲット1900」などの単語帳は長年の入試を分析して頻出単語を出る順にまとめているので、これらの単語帳を覚えることは非常に効率的で、高得点のための必須条件になります。ではどうやったら単語を覚えられるのでしょうか?その方法は脳科学に基づいて覚えていく必要があります。これを見てください。

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暗記というよりは、学習というものは1回や2回復習するくらいでは全く定着しないことがわかります。したがって1度習得した範囲はずっと出題し続ける必要があります。1~50の範囲の次は51~100ではなく、1~100なのです。そうすれば確実に単語を覚えることができ、同じ方法が別の科目でも応用できるので1石2鳥です。さらに、効率よく物事を暗記するには、カードを使う方が本で覚えるよりも5倍くらい違うのではないかと個人的には感じています。単語帳のデメリットは①ページの位置や順番・場所・他の単語とのリンクで覚えてしまう。②1000単語程を9割覚えた場合、覚えてない1割の単語のみを抽出するのに時間がかかるそれに対して単語カードのメリットは①自分が覚えていない単語だけを毎回ランダムで出題できる(ここが最大の時間短縮ポイント)。②持ち運びが楽(電車でもポケットから出すだけで覚えられる)。③束を組み替えるときに、どんどん枚数が減っていくのが楽しくなる。このように脳科学に基づき、効率よく学習すれば誰でも英単語がスムーズに覚えられるはずです。ただし、正しい方法を知っているだけでは意味がなく、人間は誰かに管理されないと絶対にやりません。私はジムに通っていますが、インストラクター付きのトレーニングの方が格段に自分を追い込むことができます。

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「勉強のやり方がわからない!」・「わかってはいるけど自分だけではできない」という方がほとんどだと思います。困ったときは是非KLCを尋ねてくださいね!