生き残れるか!?サバイバルキャンプ

庭瀬校

こんにちは。寒波の到来でめちゃ寒いですね。
そんな中、先週末に県北の津山に家族で屋外キャンプに行ってきました。

⛄⛄⛄⛄⛄

電気なし、水道なしの山の中でテントに宿泊。食事はかまどで自炊、食器類も自分たちで作るという、なかなか過酷なものでした。

最初に施設のスタッフさんから
『私たちは基本的に何にもお手伝いしません。
 テント、食材、調理器具、工具など必要なものをお貸しするだけです。
 家族で考えて2日間生き残って下さいね🧡』
と、めちゃ笑顔で脅しをかけられサバイバルキャンプが始まりました。

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まずやることは、食器作りとかまど作り。どちらも食べるために必要です。

我が家族は、まず竹を切り出してきて、食器を作ることにしました。
 

食器はできた!さぁ次はレンガを積んでかまど作りだ!

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・・・ここまではほのぼのした家族の休日のお話しなのですが、
ここからが今回私が最も学んだことです。


かまどを作ろうとレンガを取りに行くと、
さっき山ほど積んであったレンガがちょっとしかありません。

見回すと、ほかの3チームでは立派なレンガかまどがずらり。
中には2つかまどを作ったチームもありました。
そこのリーダーとおぼしきおじさんに

「ちょっと、2つもかまど作られたらレンガが足りなくなって、困るんですけど」


「あぁ、転がっている石を積んだらいいんじゃないですかね」とドヤ顔。



しまったぁぁぁ!!!









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優先順位は死活問題


スタッフからは、「夕食までにその2つをやれ」と言われていただけで、
どちらを先にとは言われていませんでした。

「先に竹を切りに行く」と言ったとき、確かにスタッフから
「あ、先にそっちにするんですね?」と念押しされたんです。

「ん?」と思ったけど流してしまいました。



そう、レンガの個数が有限である以上、先にかまど作りを選択すべきだったのです。
竹は山中に無数にあるのだから後回しで良かったのです。


もしレンガが残っていなかったら、石ころもなかったら、うちのチームは生の食材を食べるハメになったでしょう。アウトでしたね。




生き残るために、やるべきことの優先順位選択——。


この感覚がつくづく甘かった。
10年ほど前、とあるアジアの国にいた頃は結構この感覚に気をつけていたのですがすっかり平和ボケしてしまっていたと反省。
途上国では気を抜くと荷物や携帯が無くなったり、出し抜かれたりだまされたり・・・ということが日常茶飯事でした。




こういう、やるべきことがいくつかある時の優先順位の問題って、私たちの日常でも頻繁に遭遇しますよね。

生死に直結することは少ないと思いますが、

選択が成否(成功か失敗)に直結することは多いはずです。


『人生は選択の連続である』という言葉もあります。

目の前にAとBがあるとする。どっちを先にやってもいい。
いま、どちらを選び、やるべきか。

常に考えて正解を選んでいきたいものです。

↑「いきたいものです」なんて軽く言ってしまいましたが、
その選択を外すと失敗する、極論を言うと死ぬんです。
そういう緊張感を持っている人は強い。生き残る。
(庭瀬校の松浦校長みたいな人です)


そういうことです。


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さて、お父さんのそんな反省に気付くことなく、子供たちは楽しく2日間のキャンプを過ごしました。

 

石ころや割れたレンガもまぜてできたうちのチームのかまど。
竹のお皿、スプーンとカレー。







まるで戦後の風景? 笑



↑↓ 夜は氷点下でしたが、家族が身を寄せ合って寝たら暖かかったです。

↑奥の光っているのが我が家のテントです。

 

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子供たち、少したくましくなったのでしょう。
キャンプ翌日の月曜夜、母を手伝って晩ご飯の支度をしてくれたそうです。
姉(2年生)は味噌汁、弟(5歳)は餃子を焼き、3歳の娘は一人でサラダを作ったんだって。





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サバイバルキャンプ、とってもいいですよ。超おすすめです。
みなさん行ったら、生き残れるかな~。


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