英語の長文問題の直し方

大元校

気温も徐々に下がり、一気に秋めいてきましたね。そして、もうすぐ秋の公開テストがあります。準備はできていますか?受験生は、志望校を決める大事な時期ですので、ぜひ頑張ってほしいものです。さて、テストを受けて「ハイ、終わり」ではいけませんよね。そうです、テスト直しをしっかりしましょう。中でも今回は、英語の長文問題の直しについて考えてみましょう。
長文問題での間違いにもいくつかパターンがあります。まずは、「文章の内容が、とらえきれていない」という場合。しっかり全文訳を頼りに内容を確認しましょう(全文訳がある問題ばかりではないので、全文訳がある問題は大切にしてほしいものです)。その際、全文訳だけを眺めている人がいますが、それではまったく意味がありません。同じ文章の問題が出ることはまずありません。
大切なのは、「英文と照らし合わせながら確認する」ということです。特に自分がよく意味がわからなかった文章があると思います。そこをしっかり確認しましょう。そして、わからなかった英文の構造をしっかり把握すること。主語はどれで、動詞は…、というように文構造をきちんととらえましょう。構造がとらえられない場合は、先生に聞きに来てください。また、単語の意味がわからなかったのであれば、しっかり調べましょう。
次に、「本文の内容について正誤を選択する問題」での間違いについて。これは、本文の内容がしっかり理解できていれば基本は解けるようになっていますので、前の全文訳を確認する段階でほぼクリアできます。あとは、国語の問題と同じで「根拠になる部分」をしっかり確認しましょう。そして、「出題者がどこでひっかけようとしてきたか」というのを全ての選択肢で探っていくと、今後につながります。例えば、本文では「太郎が○○した」という内容なのに選択肢では「次郎が○○した」のような人物を変えてひっかけたり、選択肢に書いてある内容は間違っていないが日付などの「時」が違うものになっていたりするなど、よくある「ひっかけパターン」に気づけると、今後、文章を読むときに意識できるようになるかと思います。
長文問題の直しは、やり方次第で一気に差がつきます。是非とも次につながる直しにしてもらいたいものです。

松尾