日常生活で気をつけること

大元校

教育のあり方が変わり、それにともない入試も変わりますね。
個人的にはとても良いことだと思いますが、過渡期にいる生徒たちにとっては大変です。
いろいろ言われていますが、じゃあ、何をどう見直したらいいのでしょうか。

実は、日常生活において、習慣にしてほしいことが二つあります。
①どんなことにでも疑問をもち、調べ、自分の意見をもつこと
②その意見を相手に分かりやすく伝えること 
この二つです。

何かニュースを見聞きしたとき、「そうなんだ」で、終わるのではなく、それに対して自分はどう思うか考えてみて下さい。するとそのためには、まず疑問をもつこと、すると、知らなければならない知識がたくさんあることに気がつくはずです。
例えば、消費税率が上がったというニュースだけでも、「8%と10%の差って何で?」「ポイント還元ってなんでするの?」など、山ほどあります。
ラグビーのワールドカップもそうです。「日本が勝った、すごい」だけで終わらずに、「なんでこんなに強いの?」「日本代表なのに海外の選手がいっぱいいるのはなぜ?」「ノーサイドって何?」など、たくさんありますよね。
もちろん、ニュースだけではなく、毎日、自分の知識を増やす機会は、すぐそばにあるはずです。是非、知識を増やし、それに対しての自分の意見をもつようにしてみて下さい。

そして、②がポイントです。分かりやすく伝える方法は、表情とジェスチャーですが、それを使わずに、相手にどうやったら伝わるか考えてみて下さい。
例えば、テストの点数が上がってうれしいとします。「満面の笑みでやったー」といえば、伝わりますよね。しかし、これは表情が伝えているだけです。真顔で「うれしいです」といったらどうでしょうか?相手に伝わらないかもしれません。それどころか、「え、その点数、たいしたことないじゃん、努力が足りないよ」って言われるかもしれません。
「前回、英語の点数が70点だったから、今回絶対に80点はとりたいと思っとたんよ。」「前回は単語の間違いがほとんどだったから、今回は単語を覚えたかどうか、テスト習慣は毎日確認しとったんよ。」「結構大変だったけど、目標が達成できたからうれしいんよ。」くらいまで言えば、多分、真顔でも伝わるはずです。

実は、これらは当たり前のことです。しかし、毎日忙しい生活を送っている中では、見過ごしてしまうことも多いのではないでしょうか。「以心伝心」「相手の表情から相手の思いを読み取る」、とてもすばらしいことです。ただし、これからは、それにプラスして、普段から相手に伝わるような話す「内容」の工夫をしてみて下さい。

多分、生活がもっと楽しくなるし、そして、間違いなく受験には役立ちます!!

   郷原