英語が通じる国⑤「シンガポール」

大元校

世界中の多くの国で話されている「英語」。英語を使うことで様々な国の人たちとコミュニケーションをとることができます。今回はアジアのこちらの国を紹介します。

英語が通じる国ファイル⑤ 「シンガポール」

<基本情報>
・正式名称:シンガポール共和国 Republic of Singapore
・面積:約719.2km2(176位)
・人口:約5,63万人(113位)
・首都:シンガポール(都市国家)
・気候は一年を通して雨が多く暑い、熱帯雨林気候
・19世紀初めイギリスが港を築き植民地とする → 戦後、マレーシアの一部になる → 1965年に独立
・公用語は英語、マレー語、中国語、タミル語

<シンガポールはどんな国?>
・シンガポールはマレー半島の南端にある島国。大きさは、東京23区と同じくらい。 ・シンガポールという国名は、サンスクリット語の「獅子(シンハ)」とマレー語の「プーラ(町・都市)」から来ている。
・シンガポールの象徴として有名なマーライオンは「マーメイド」と「ライオン」を合わせて作られた造語。マーライオンの由来は、「11世紀にマレーシアの王族が旅に出た際、海が大荒れになり、その際、王冠を海に投げたところ、海は静まった。その時、ライオンが現れて、王族にその大地を治める事を許して立ち去った。マーライオンの頭部はこのときのライオンを表している。また魚の尾は、古代都市テマセック(ジャワ語で「海」)を象徴している」といわれている。
・シンガポールは多民族国家なので、宗教も仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教など様々。街を歩くと、お寺や教会、モスクなどがあり、ここが多民族国家だということが実感できる。
・マレー料理と中国料理が融合した「プラナカン料理」が伝統的な料理として有名。なかでも「ラクサ」と呼ばれる麺料理は、国民食として有名。
・食生活は外食中心であり、シンガポール人が積極的に自炊をする事はほとんど無い。その理由は以前から商業都市であり、男女関係無く毎日仕事する生活を送るシンガポール人が多いため、自然と時間のかかる自炊よりも外食で済ますことが好まれるようになったからである。
・シンガポールの義務教育は、7歳から12歳までの小学校6年間。授業は英語で行われる。
・シンガポールでは、実力があれば人種や民族、文化、経済、宗教などにかかわらず、公平にチャンスがあたえられる。優秀な成績の生徒は授業料が免除されたり、奨学金がもらえる。小学校卒業時にはPSLE(初等学校卒業試験)というテストがあり、その成績によって進学先が分かれる。小学校卒業時に進学先や就職先など、将来の進路がある程度決まってしまうので、シンガポールの子どもたちはみんな幼ころから猛勉強をしている。
・シンガポールで人気のあるスポーツはバドミントン。子供から大人まで人気があり、放課後や仕事終わりに楽しんでいる。また、「シンガポール・オープン」という国際大会が毎年開かれている。
・シンガポールには、街をきれいにするための厳しい法律があり、街はとてもきれい。ゴミやタバコをポイ捨てしたり、道につばをはいたりする罰金をとられる。電車やバスの中で食べたり飲んだりするのも禁止されている。
・台風がシンガポールを襲ったのは観測史上たった1度だけで、台風はほとんど上陸しない。地球が自転する際に発生するコリオリの力により、台風は発生すると言われているが、これが赤道付近では働かないため、赤道に近いシンガポール付近では台風が発生しないというのが通説。これもシンガポールが発展した理由の一つと言われている。