【偏差値の現実】高校と大学の違いは？【岡山市・塾】
皆さん、こんにちは。KLCセミナー岡山校です。
「高校の偏差値は高いのに、大学受験では思ったほどうまくいかなかった…」
こんな話を耳にしたことはありませんか？
実は、高校の偏差値と大学の偏差値はまったく同じ尺度ではありません。
高校は県内の勝負、大学は全国の勝負。母集団の規模が違えば、同じ偏差値でも意味は大きく変わります。
このブログを読むと、
- 高校偏差値と大学偏差値の現実的な関係
- 自分（お子さま）が目指す高校のボリュームゾーン
が理解でき、高校入学後の目標設定や大学受験への準備の見通しを持つことができます。
高校偏差値だけに安心せず、正しい視点で進路を考えることが、
3年後の大学受験の成功につながります。
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高校の偏差値と大学の偏差値は同じではない
「高校で偏差値が高いから、大学もそのまま高いところに行ける」
そう思っている人は少なくありません。
しかし、高校の偏差値と大学の偏差値は前提条件がまったく違います。
高校受験の偏差値は
👉 県内（あるいは一部地域）での勝負
一方、大学受験の偏差値は
👉 全国規模での勝負
母集団の大きさが違う以上、
同じ「偏差値60・65・70」でも意味は大きく変わります。
高校偏差値と大学偏差値の現実的な対応関係
実際の進学データやボリュームゾーンを見ると、
おおよそ次のような対応関係になります。
高校偏差値70の場合
大学偏差値：60前後
進学先の例：
- MARCH（明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学）
- 国公立大学上位（旧帝大未満）
高校偏差値65の場合
大学偏差値：55前後
進学先の例：
- 成成明学獨國武（成蹊大学・成城大学・明治学院大学・学習院大学・獨協大学・國學院大學・武蔵大学）
- 地方国公立大学（岡山大学以下）
高校偏差値60の場合
大学偏差値：50前後
進学先の例：
- 日東駒専（日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学）
- 産近甲龍（京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学）
高校偏差値55の場合
大学偏差値：45前後
進学先の例：
- 大東亜帝国（大東文化大学・東海大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学）
- 摂神追桃（摂南大学・神戸学院大学・追手門学院大学・桃山学院大学）
これはあくまで多数派（ボリュームゾーン）の話ですが、
進路を考えるうえで非常に重要な現実です。
偏差値は「上振れ」も「下振れ」も起こる
もちろん、
- 高校の偏差値帯を大きく超えて難関大学に合格する生徒
- 逆に、想定より低い大学に進学する生徒
どちらも毎年います。
結局のところ、
大学受験は「高校の看板」ではなく「本人の努力量」で決まるからです。
「この高校に入れば安心」という考えが一番危ない
ここで一番伝えたいのはこの点です。
高校の偏差値がこれくらいだから、
自動的に良い大学に行けるわけではない。
高校に入った瞬間にスタートラインはリセットされ、
そこからは
- 毎日の学習習慣
- 授業の受け方
- 定期テスト・模試への向き合い方
こうした積み重ねの差が、
3年後に大学の偏差値として表に出ます。
偏差値を正しく知ることが、進路選択の第一歩
偏差値を知ることは、不安を煽るためではありません。
- 現実的な目標設定をするため
- 今、何をどれだけ頑張る必要があるかを知るため
そのためにあります。
「高校の偏差値＝大学の偏差値」ではない。
この事実を早く知っているかどうかが、
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