To be a multiligual
皆さんの中には、英語以外の言語に興味を持っている人もいるでしょう。
ではどうやってその言語を勉強しますか?
本屋へ行って、日本語で書かれた文法書や会話例文集を購入する人が多いのではないでしょうか。
ヨーロッパ言語を身につける場合、おすすめの方法は英語でその言語を勉強することです。例えばイタリア語を勉強するとしましょう。Amazon で “Italian grammar" と入力してみてください。アメリカやイギリスで出版されている、英語で書かれたイタリア語の文法書などが表示されます。その中から初心者向けの教材を選んで取り組むと良いでしょう。
ではなぜ英語で勉強するのかという疑問が浮かんできます。現代英語の祖語は古英語 (アングロ・サクソン語) といい、ゲルマン語派に属しています。ゲルマン (German) すなわちドイツ語に近い言語です。時代が経つにつれて、英語はフランス語やラテン語などの様々な言語を取り入れながら現在の形になりました。簡単に言うと、ヨーロッパ言語は文法構造や単語に共通点が見られるということです。だからヨーロッパの人は数ヶ国語を操ることが出来るのです。
日本語の祖語は、現在でもはっきりしていないため、他の言語との関係性は立証されていません。ヨーロッパ言語と日本語はかけ離れた存在なので、日本語でヨーロッパ言語を勉強するのは、正確に身につけるという点で難しいのです。本当は英語の勉強も英語でするのがベストです。
それじゃあまず英語が出来ないとダメじゃないかという声が聞こえてきます。もちろんそうです。でも、話すことができる言語や話せなくても理解できる言語が増えると考えると、がんばって英語を身につけたくなりませんか?
大高校 香川