倫魁不羈(りんかいふき)
こんにちは、藤森です。
倫魁不羈・・・あまりに凄すぎて誰にも縛り付けることはできない という意味だそうですが、これはある武将を称した言葉です。
その武将の名は水野勝成、福山藩初代藩主として知られる武将です。
みなさんご存知でしょうか。
東海地方の出身で、徳川家康の親戚にあたるらしいのですが、この武将の経歴が異色中の異色でして、、、
初陣では16歳にして獅子奮迅の活躍を見せ、多くの戦で武勲を上げますが、その勇猛っぷりも度が過ぎてしまい、父・忠重の部下を斬殺したことで父親から勘当されてしまいます。
そこから中国・九州地方あたりを放浪し、数々の名武将の下を転々とします。やがて江戸へ戻り、家康のお眼鏡にかなうことで父親との和解を果たしますが、ほどなくして父親が暗殺されてしまい、水野家当主となります。
そこからというもの、その勇猛っぷりは依然衰えることなく、家康の側近として、活躍することになりますが、大坂夏の陣では、奈良方面の一番手総大将となりますが、家康からは「総大将だから昔のように先陣を切って出ていくな」と厳しく止められていたのにも関わらず、一番槍をあげてしまい、厳しく叱責されたという話もあるようです(笑)
もともと戦国史は好きな方ではないのですが、ひょんなことからこの武将を知り「むちゃくちゃ・・・むちゃくちゃやん!!!」となってしまい、すっかり水野勝成にほれ込んでしまいました。。。
こういうパワーあふれる人は本当に好きですね(笑)
人生の目標といっても過言ではないくらいです。
江戸幕府が開かれて以降、福山藩主の譜代大名・水野勝成が西側の外様大名に睨みをきかせるため、福山に築城したのが、広島県福山市にある福山城です。
水野勝成の威光に与ろうと先日ふらっと赴いたのですが、なかなか良かったです。
昨年夏にリニューアルされたらしく、内装も超近代的で、中にはゲームまでありました(笑)
特に北側城壁の「黒い鉄板張り」が復元されていて、「ゴツさ」が最高でしたね!
写真の黒いところが鉄板です。北側からの防御を意図したものだそうです。
奥さんの趣味もあってお城めぐりをしていて、いわゆる「現存天守」も非常に価値があって素晴らしいと思うのですが
福山城のような「復元天守」も、その城を大切にしてきたたくさんの人々の願い、思いが現代まで紡がれ形をなしたモノとして、とても尊いものだと思うようになりました。
国公立二次試験まで残り僅かではありますが、水野勝成の勇猛っぷりを一部あやかって、倫魁不羈と称されるくらいの活躍を見せてください!!(倫魁不羈はさすがに言い過ぎですかね(笑))
大学受験にとどまらず、受験生のみなさまの輝かしい未来を心から願っています。
藤森