【1日100単語は余裕】一生忘れられない英単語の覚え方【中学生向け】

2025年12月6日岡山校

みなさん、こんにちは！KLCセミナー岡山校です。

中学の英語の成績を伸ばす上で、避けて通れないのが単語力です。
中学校のテストはもちろん、高校受験の問題でも「知っている単語の量」がそのまま得点差に直結します。
しかし、英単語を前にして「どうやって覚えればいいかわからない」「覚えてもすぐに忘れてしまう」という声を、塾でも多く耳にします。

単語の覚え方にはいくつか効果的な方法がありますが、最も大切なのは、自分に向いているやり方を早めに確立することです。
今回は、「中学生が今日からすぐに実践できる単語学習の一例」を紹介します。

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そもそも単語帳を持っていますか？

単語を覚えられない原因の一つに、「そもそも自分専用の単語帳を持っていない」というケースがあります。
高校生になると学校から単語帳が配られますが、中学生では配られないことが多いです。

そこで、学校で配られたワークや教科書の巻末だけで何とかしようとしている生徒も多いのですが、英語の学習では“手元にすぐ取り出せる単語帳”が大きな差につながります。

そもそも、高校入試で必要な単語数は小学校校で習う約600～700語と中学校で学ぶ約1600～1800語を合わせ、合計で2500語程度もあります。本文に準拠した単語を中心に扱う教科書だけではこれらをカバーできません。

また、単語帳を持っていると、次のようなメリットがあります。

・すきま時間に1～2分だけでも見返せる
・覚えている単語、これから覚えるべき単語の仕分けができる
・覚えるべき範囲が明確になるので、勉強が続きやすい

逆に、単語帳がないと「毎回どこを覚えればいいのか分からない」「苦手が何なのか自分でも把握できない」といった状態になり、効率が下がります。

まずは、学校配布のものでも市販のものでも構いませんので、“自分が毎日開く前提で使える単語帳” を一冊準備しましょう。
単語学習のスタートラインはそこから始まります。KLCセミナーでは中学生の生徒全員が中学生向け単語帳を必ず持っています。

単語で最も大事なのが「仕分け」

単語学習で伸びる生徒と、何度やっても覚えられない生徒の差は「記憶力の差」ではありません。
実は、覚えるべき単語と、すでに覚えた単語を正確に仕分けられているか で大きく差がつきます。

単語を覚えるとき、多くの中学生が「上から順番に全部読んでいく」というやり方を続けています。
しかし、この方法だと、もう覚えている単語にも同じ時間を使ってしまい、本当に覚えるべき単語に集中できません。
結果的に、勉強しているのに点数が伸びないという状況になりがちです。

そこで有効なのが、チェックボックスを使った仕分け です。

チェックボックスは単語の横にある枠のことです。これを使って仕分けをするだけで、単語帳が「眺めるだけの本」から、「成果につながるツール」へと生まれ変わります。

具体的なやり方はこちら。

具体的な覚え方は５ステップ

① まずは最初から最後まで通して読み、すでに覚えている単語を除外する
単語帳を買ったら、最初に必ず「全ページ通し読み」をしましょう。
このとき、すでに知っている単語のチェックボックスにチェックを入れていきます。
その単語は以前から理解していた語なので、今後の学習で優先する必要はありません。
まずは「覚えなくてよい単語」をはっきりさせることが大事です。

② チェックが入っていない単語だけを、意味とスペルの両方でテストしていく
残った単語について、意味とスペルを両方向から思い出せるかテストしていきます。
・スペルを見て意味を言えるか
・意味を見てスペルを思い出せるか
赤シートでも手でも構いません。
1回の範囲は20～40語が最も効果的です。KLCでも一週間で20単語覚えてもらい、小テストを行っています。

③ 新しく覚えた単語が出てきたら、チェックボックスに「＼」を入れる
②のテストを繰り返していると、覚えられた単語が現れます。
その場合は、チェックボックスに左上から右下へ向かう逆スラッシュ「＼」を入れます。
これは「1回は覚えられた」という印です。

④ 2回連続で思い出せた単語は「×」（完成マーク）にする
③のあと、もう一度テストをして、再び覚えられたら「／」を重ねて「×」にします。
これでその単語は「完全に覚えた」と判断できます。

⑤ 最終的に、覚えるべき範囲を「✔︎」（最初から知っていた）と「×」（新しく覚えた）だけにする
①〜④を繰り返すことで、単語帳は
・最初から知っていた単語（✔︎）
・練習して覚えた単語（×）
だけになります。
つまり、「今後覚える必要のある単語」がゼロに近づいていきます。