花火

大元校

先日授業終わりに生徒と会話をしていると、「今日この後祭りにいくんだ。」とすごく楽しそうに言っていました。祭りは屋台に盆踊りと楽しいことが目白押しですが、個人的には祭りといえば一番花火を連想します。色とりどりの花火が空に光っては消えていく様子は、夏の風物詩として楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
さて花火がなぜあれほどにも様々な色になっているか知っているでしょうか。実は花火の様々な色は高校の化学で習う「炎色反応」というものを利用しています。普通炎の色といえば、赤色を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、実際は、赤い炎だけではありません。
 炎の色は赤だけでなく、さまざまな色があります。この色は、ナトリウムなら黄色、銅なら青緑というように、金属の種類によって違っています。
このように、金属を燃やしたときに、その金属の種類(「元素」と言います)によって決まった色を放出することを、「炎色反応」といいます。
このように花火は火薬に金属をまぜ「炎色反応」を利用しさまざまな色をつくっています。
勉強するのは退屈だと感じる人もいるかもしれません。でも勉強していけば花火のように身近なところにあるものの疑問を解決してくれたり、様々なところで役に立ちます。明日から夏期講習も始まります。これからも暑い日は続くでしょうが、暑さに負けず一緒に頑張っていきましょう。
大元校 井上