歴史の暗記の仕方①
社会は暗記だってよく言われますよね。確かに広い意味で言えば、‘THE暗記科目です’。だって、教科書や資料集に書いてあることがすべて覚えられたら、100点とれる教科ですから。しかし、実際は難しいですよね。
「どこを覚えたらいいですか」とか、「どうしたら覚えられますか」とか、よく聞かれます。確かに入試に良く出る用語はあります。その辺は、講師に聞いたり、過去問を解いたり、まとめの問題集を参考にしたりすれば解決できますよね。
では、そもそもですが、どうしたら覚えられるのでしょうか?
考えるにあたって、どうして覚えられないのかを考えて見ましょう。
覚える力が足りないからでしょうか・・・そんなことはありません。だって 〇〇48さんとか、エグザイルさんとか、芸人さんとか、ジャニーズさんとか、みなさん、名前を知っていますよね。ということは覚える力はあるわけです。
覚えられないのは、はっきりいえば、興味がないからです(笑)。個人的にはとても面白いと思っていますので、歴史にゆかりのある場所に行ってみたり、資料を買って読んでみたりして、興味を少しでも持ってもらいたいです。興味がわけば、何回も書かなくても、スッと頭の中に用語が入ってきますが、まあ残念ながら難しいですよね。
では、どうしましょうか?一つ、おススメの方法を書いてみます。
まずは用語を時代別に整理します。ノートに時代別のページをつくって、用語を書き込みます。平安時代のページなら「藤原道長」「院政」とか・・・、これなら簡単ですよね。
次に書いた用語の意味や関連する内容を簡単に書き加えていきます。コツは短く書くこと。長く書くと分かりにくくなります。
たとえば、藤原道長のところには摂関政治・息子は頼通。
で、摂関政治のところには、天皇が政治できなくなる(天皇のところに×をつけるだけでも分かりますよね)とか、頼通のところには平等院鳳凰堂とか・・・
天皇が政治ができなくなるのところには、白河上皇が新しく院政を始めるとか、平等院鳳凰堂には浄土信仰とか・・・
つぎつぎと書き加えていきます。で、こんなノートを作りながら、問題集を解いていくと覚えやすくなります。問題集を解いて間違えた用語や関連する用語も書き加えるようにすると、自分だけのオリジナルのノートができ、ちょっとした時間でも見直すことができます。見直す際は、頭の中で連想ゲームのように言葉をつないでいくと手間も時間もかからないので、おススメです。
用語と用語をつなげて覚えること!!これがポイントです。
ぜひ試してみて下さい。
大元校 郷原