【一斉休校の影響】岡山の中学生の勉強はどれくらい遅れてる?いまやるべきことは何なのか?(学習進度・前編)

2020年6月17日岡山校

校舎にやってく生徒も制服姿が多くなってきました。一斉休校が始まったのが3月。6月になり制服も冬服から夏服に変わりましたが、例年以上に制服の白さがまぶしく感じてしまいます。今週からは、短縮授業から通常授業へと戻している学校も多く、少しずつではありますが、生徒たちも日常を取り戻しつつあります。とはいえ、3ヶ月にも及ぶ休校や各種行事の中止は生徒たちに大きな影響を与えてしまいました。その影響について、私が感じていることをテーマごとに、いくつか分けてお伝えしていきたいと思います。

今回は、一斉休校によって遅れているとされる学習進度についてお話します。

大きな学習進度の遅れが目立つ中学生…。

 まず、学習進度の遅れが最も生じているのは中学生。公立の中学校のほとんどが4月の状態のままになっています。

中学3年生は高校入試を控えているため時間的にかなり厳しい状況ですね。

ここから9月までの過ごし方が例年以上に大事になってくると思います。

KLC生は、オンラインで授業を受ける生徒もいて、これまでと違う部分もありますが、授業は例年通りのカリキュラムで進んでおります。学習進度としての遅れはありません。ただし、だからといって安心はできません。塾生にも影響は少なからずあります。

学習の反復リズムが崩れている。

塾と学校との学習進度に大きな差ができてしまったために、学習の反復リズムに狂いが生じています。

普段は、塾で学習した単元を1ヶ月以内に学校で学習することが多いのですが、今は一斉休校の影響で、実に2ヶ月以上の間隔が開いてしまっています。

反復までの期間が長くなると、一度学習した知識も忘れてしまう部分が多くなり、定着が甘くなってしまいます。

今は対策が難しい。学習リズムを整えることが先決!

では、どうすればいいでしょう?

そうです!復習をすればいいのです!みなさ~ん塾で学習した内容をしっかり復習しましょうね~!!

 

「っておいおい、それが出来たら苦労しないよ!」と突っ込みを入れられた方、多いですよね。復習は大事なのは分かっていても、なかなかどうしてこれが難しい。言って出来たら苦労しないです。

では、これはどうでしょう?

「宿題に復習内容を盛り込んで出していきます!」

いかにも保護者面談で提案しそうな内容です。

もちろん宿題で復習を促すのは有効な手立ての一つなのですが、今は少し気がかりもあります。

実は、GWに2ヶ月分の復習内容を宿題にして出して対策をしてみたのです。

しかし、結果は頭を抱えてしまいした。

予想したよりもやってきた宿題の内容が良くないのです。雑なんです。

一斉休校で学校がなかったせいでしょうか。時間はあるけれども集中して勉強が出来ていない。そんな印象を受けました。

やはり、学校生活や部活って大事なんだなとしみじみ感じています。(これについては、また別の記事で詳しく触れたいと思います。)

もちろん、宿題にも工夫をしながら出していきますが、それだけでは十分でないと感じています。

先ずは、生活のリズムを整え、学習リズムを作っていくことが第一です。

本来、4月5月の学校生活は慌ただしく、勉強面は浮足立つことも多い時期で、2ヶ月後の6月くらいから落ち着いてくるものです。ですが、今年はこの6月からスタートしたようなものですから、落ち着く頃には夏休みです。

夏休みに向かうまでと、夏休みに入ってからが大事になってきます。先ずは、定期考査に向けしっかりと学習をサポートして参ります。

 

中川