中だるみの中2~学校課題の取り組みと各教科のポイント~
中学2年生って、どんな時期…?今まで以上に、勉強したくないと思いやすい時期になります。また、部活動なども忙しくなり、勉強が後回しになってしまいがちです。もちろん、そうならない人もいます。だから、中学2年生は、学力差がかなり広がる時期になります。朝日高校や芳泉高校など進学校の受験をお考えの場合は、この時期の過ごし方で、ある程度決まってきます。そんな時期だからこそ、今のうちに、見直してほしいことについて、今回お伝えしたいと思います。
【学校課題について】~課題の仕方で差がつきます~
①学校課題を普段から少しずつ丁寧に取り組んでいますか?
課題の範囲が発表されてから、まとめてすると、間違いなく雑になります。それでは知識は定着しません。普段から丁寧に進めておくことが大切です。この姿勢は今後も絶対に必要です。高校生活は、中学校より格段に忙しくなります。毎日学習する習慣がないと高校に入って間違いなく困ります。その姿勢を習慣化するためにも普段からワーク類を進めておくことは大切です。
②課題は1ページずつ、〇つけ直しをしていますか?
1ページずつ、〇つけ直しをするほうが、課題は早く終わります。直しをきちんとすることで、同じような間違いがなくなるからです。まとめて〇つけをして、間違えた答えはただ正解を書くだけで終わっていませんか?それでは当たり前ですが、力がつきません。保護者の方には、是非、お子様に、聞いてみてもらいたいことがあります。お子様に「宿題、終わったの」と聞いたときに、お子様が「ほとんど終わった、後は〇つけだけ」と答えられたときは、間違いなく1ページずつ〇つけ直しをしていません。そう言われてしまった場合は、直し方を改善する必要があります。
【各教科の差がつくポイント】
数 学
中1の際の理解度で差が付きます。中1の応用が中2です。概ねではなく、完璧に理解できるよう、復習することが大切です。単元で言えば、中1の分数の混じった方程式の文章題がきっちり解けるかどうかがポイントです。
英 語
単語量で差がつきます。数字・曜日・月などすらすら書けますか?近年、単語を書けない中学生が増えています。単語を覚えるときは発音しながら、何回も書いて覚えることも大切です。
国 語
記述力と古典で差がつきます。記述は普段から答えを書き、それが合っているのかどうか確認する(してもらう)必要があります。古典は高校に入ってから急に難しくなるので、今のうちから詳しく学習する必要があります。
理 科
実は、もっとも差がつくといっても過言ではないのが理科です。中2の理科は化学分野を中心に内容が中1に比べて一気に難しくなります。中1の3学期に習う地震の単元が難しいと感じたほとんどの生徒は、中2の理科で困ります。用語を覚えるだけでは問題が解けない分野になるからです。中2の理科は普段から継続して学習する必要があります。
社 会
内容ではなく、普段の勉強の仕方で差がつきます。テスト前だけ勉強している場合は、テストでは点数がとれても、知識がその場限りで定着していません。また、模試を受けない限り、そのことに気が付けないという問題があります。普段から少しずつ丁寧に取り組む必要があります。また、模試を受ける必要もあります。
いろいろ述べてきましたが、大きくは普段の課題の取り組み方で差がつきます。自分の勉強の仕方を見直すには、今が絶好の時期です。是非、取り組んでみて下さい。