🐻くまと髪の毛
ペンネーム「御南校のシンデレラ👠✨」さん(中3)からの投稿
こんにちは、上田です。
いやーなかなかいい質問ですねー!!
教科書の内容だけでなく、日常生活のことで疑問を持つことは、考え方の視野を広げるうえで大切なことです。
想像力が鍛えられると、これまでと違った角度からも物事を考えられるようになるので、「すきま時間」にはボケ~っとするのではなく、何でもいいので考え事をするようにしましょう!!脳の活性化にもつながりますよ(^^)/
では、質問に答えていきます!
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①「くまができる理由」
→これは、目の下にできる「くま」ということですね(本人確認済み)。
くまができる理由はいくつかあるのですが、1つ目は「加齢」による皮膚のたるみが原因です。歳をとるにつれて、皮膚のコラーゲンというタンパク質が減少し、皮膚の「弾力」が失われていきます。重力によって下向きに引っ張り続けられた皮膚は垂れ下がり、目の下にみぞができ、その部分に影ができます。これが「加齢」による「くま」の正体です。
2つ目は「睡眠不足」です。
睡眠不足になると、身体の機能が低下し、血流が悪くなります。目の下の皮膚には
動脈(酸素が多く鮮紅色の血液が流れている)や
静脈(酸素が少なく暗赤色の血液が流れている)が
通っていますが、血流が悪化するとただでさえ酸素が少ない静脈の血液が、さらに酸素量が減少するという状態に陥ります。
これによって、普段以上に静脈が黒っぽく見えるようになり、目の下に「くま」として現れるという仕組みです。
ちなみに目の下の皮膚は、他の部位の皮膚に比べて、もともと脂肪が少なく薄いので、血管の色の変化を反映しやすいという特徴があるんですよ。
面白いですね~✨
その他にも、目の下を習慣的に手でこすっていると、次第にメラニンという色素が沈着してきて、目の下が黒っぽくなり「くま」となる場合や、肝障害やバセドウ病、貧血などでも「くま」が現れることがあります。
☝
この辺りは説明するとなが~~くなりすぎるので、興味があったら直接聞きに来てください(笑)
まぁ簡単に言えば、歳をとるか、体調不良のどちらかが原因で「くま」ができるということです。
若い君たちに「くま」ができているのであれば、それはおそらく寝不足が原因です。
寝る間も惜しんで頑張って勉強しているのだと思いますが、
受験においては「体調管理」も求められるスキルなので、身体に無理がかかりすぎないように、集中して頑張る時間とゆっくり休息する時間のバランスをとりましょうね!(^^)/
②「なぜ人によって髪の太さが違う理由」
→これは、、、「人によって髪の太さが違う理由」ということですね。
お答えします。
超!簡単に、ざっくり言うと、「個人差」です。
君たちの周りにも、体格が大きい人・小さい人、身長が高い人・低い人などいろいろいるはずです。
「個人差」というのは
どんなものを食べてきたのか
どんな家庭で育ってきたのか
どんな環境に身をおいているのか
などの、周囲から受ける影響の多少や質によって生じます。
遺伝子(生物の設計図)が全く同じ「一卵性双生児(いわゆる双子)」と呼ばれる人たちも、顔や性格、行動がものすごくそっくり!99.9%同じであるということはあっても、差異が全くなく100%同じということはありません。
これは、周囲からの何らかの刺激に対して、本人の意識しないところで身体が勝手に反応して調整を行っているからです。
例えば、一卵性双生児の兄弟(A君・B君)が違う服を着てピクニックに行ったとします。
服が違うということは、その服の重さも違うことになるので、兄弟それぞれにかかる負荷も違うことになります。
さらに、A君は涼しい軽装で、B君は極端な厚着をしていたとすると、
A君は「涼しいな~。快適!」と特に嫌な感情を抱かずに野原を走り回れますが、
B君は「暑すぎる。ここにいるだけで汗をかく。」と負の感情を抱いてA君と一緒に遊ばないということになります。
このとき、遺伝子が全く同じであるはずの2人の体内では、はたらいている神経系やホルモン等は全く異なっています。こういった違いが積み重なることで、成長の仕方に差が出るのです。
このように、遺伝子が全く同じ双子の場合でも、生活の中のわずかな違いによって、精神面や、身体面で成長に差が出てくるので、もともと遺伝子が異なっている人物どうしだと、その差がさらに大きいのは明らかです。
話が少し逸れましたが、
結論。
「人によって髪の毛の太さが違う」というのは
人それぞれ遺伝子に違いがあり、周囲の環境も違うので、育ち方も違う。
そりゃ髪の毛が細い人もいれば太い人もいるよね~。
という解答にしておきましょう。
ここまでかなり長くなってしまったので、今週はここまでにします!!
続きはまた翌週以降に!!👋
御南校/上田祥史