【岡山県】適性検査の「書く・説明する」力はどう伸ばす?KLCの対話型授業と適性検査対策

2026年6月23日お役立ち情報

岡山県立中高一貫校の適性検査は、ほぼすべての設問で「説明」や「記述」を求めます。正解を出すだけでなく、その理由や考え方を自分の言葉で書く――これが適性検査の最大の特徴です。では、その「書いて説明する力」は、どうすれば伸びるのでしょうか。この記事では、適性検査の出題構造と、それをふまえた授業の進め方を整理します。

適性検査は「説明させる」試験である

まず押さえておきたいのは、適性検査がどんな力を測る試験なのか、という点です。近年の岡山県立中高一貫校の過去問を見比べると、出題の枠組みは非常に安定していて、次のような特徴が一貫しています。

  • ほぼすべての設問で「説明」「記述」を求める。正解の数値や記号だけでなく、その理由・考え方・求め方を言葉にすることまで問われます。
  • 教科の枠をまたぐ。1つの課題に算数と理科、あるいは国語と社会が混ざります。
  • 資料・グラフ・図の読み取りが全体を貫く。とくに「この資料からは分からないこと」を理由とともに答える問題は、知識ではなく論理の力を測っています。
  • 経験を引いた作文。自分の経験をもとに、提案と理由を筋道立てて書く形式が定着しています。

整理すると、適性検査が問うのは「覚えているか」ではなく、「考えたことを、理由とともに自分の言葉で説明できるか」です。これは、知識を詰め込むだけの学習では届きにくい力です。

「説明する力」は、説明する経験でしか育たない

当たり前のようですが、ここが核心です。説明する力は、説明する経験を重ねることでしか育ちません。問題を解いて答え合わせをするだけでは、「正解だったかどうか」は分かっても、「自分の考えを人に伝わる言葉にできたか」は鍛えられません。

適性検査が「説明させる」試験である以上、対策も「考え、書き、説明し、直す」という経験の反復が中心になります。これは特定の塾の宣伝ではなく、出題構造から客観的に言えることです。問われ方が「説明」なのだから、練習も「説明」を軸にする――それだけのことです。

KLCの対話型授業が大切にしていること

KLCセミナーの授業は、この「考え・書き・説明する」を軸にした対話型授業です。講師が一方的に解説して終わりにするのではなく、生徒に問い、考えさせ、言葉にさせ、そして直す。このやりとりを通して、説明する力を育てていきます。適性検査の設問構造と、この授業の進め方は、自然に対応しています。

①「考えさせる・説明させる」問いかけ

授業では、答えをすぐに教えるのではなく、生徒自身に考えさせ、言葉にさせる問いかけを重ねます。たとえば、説得力のある意見文を読んだら「なぜこの文章は説得力があると思う?」、分かりやすい説明文なら「なぜ分かりやすいと感じた?」。算数なら、解き方を教える前に「なぜこの考え方を使うのか」「どんな場面で使うことが多いか」を問います。

国語の読解では、文章中の指示語が何を指すのか、ある具体例は何を説明するために置かれているのかを、その都度たずねます。「○○とは?」という問いには、「○○とは、〜である」という形で言い切らせる。こうした小さな問いの一つひとつが、「なんとなく分かる」を「言葉にできる」に変えていきます。

②「分かったつもり」が、説明で崩れる瞬間

「分かった」と思っていたことも、いざ説明させると言葉に詰まることがあります。内容は分かっているのに問題が解けない、問題は解けるのに少し形を変えると応用できない――こうしたつまずきは、現場でよく見られます。

とくに適性検査で多いのが、問われていることと答えがずれてしまうケースです。たとえば「あるものが減少したことによる“影響”」を問われているのに、「減少した“理由”」を答えてしまう。本人は答えたつもりでも、聞かれたことに答えられていない。説明させてみて初めて、この「分かったつもり」が表に出てきます。そこに気づけることが、対話型授業の強みです。

③ 書けなかった子が、書けるようになるまで

記述や作文がまったく書けない子は、決して少なくありません。ただ、その多くは「文章力がない」のではなく、その手前でつまずいています。問題文が読み取れておらず、何を聞かれているのかが分からない。だから手が動かないのです。

そこでまず取り組むのは、書かせることではなく、「問われていること」を理解させることです。具体例を出しながら、「これは書いていい内容かな?」「これは聞かれたことに合っている?」と問いかけ、設問が何を求めているのかを一緒に確かめます。そのうえで、書かせる。とにかく手を動かせる状態をつくることを最優先にし、間違うことは織り込み済みで進めます。

見本を見せて、別の問題でそのまま再現できる子は、ほんの一握りです。だから、見本を見せるだけでは多くの子は変わりません。自分で考え、間違え、なぜ間違えたのかを指摘してもらう。その間違いを感覚的に体感し、次に活かして「書けた」ときに、子どもは自信を持ち、変わっていきます。書く・間違える・直す――このサイクルを回すことが、何より大切だと考えています。

最初の変化は、たいてい小さなものです。すぐに手が動くようになる。間違いを恐れなくなる。ただ、ここで一つ正直にお伝えしておきたいことがあります。手が動くようになっても、ただ書くだけで考えていなければ、直しができず、また振り出しに戻ってしまいます。だからこそ、書きっぱなしにせず、なぜそう書いたのか・どこがずれたのかを一緒に振り返る「直し」とセットにすることが欠かせません。

④「直し」で何をさせるか

KLCの「直し」は、間違えた問題をもう一度解く「解き直し」とは違います。答えを写したり、解答を見て分かった気になったりするのではなく、自分の力でもう一度解けるかどうかにこだわります。間違えた問題は、ノートにゼロから解き直し、自力で解けることをゴールにします。

記述では、模範解答と自分の解答を読み比べ、模範解答の良いところ、自分の解答に足りないところを、生徒自身に考えさせます。そして、ただ「答えが違うから直そう」では、子どもは直せません。どこを、どう直すのか――その方向性を示したうえで直してもらう。この一手間があるかどうかで、「直し」が力になるか、ただの作業で終わるかが分かれます。

「できる」に変わるとき

考え・書き・説明する経験を重ねるうちに、生徒の様子は少しずつ変わっていきます。答えではなく「なぜそうなるのか」を問われ続けることで、論理的に考える力が自然と身についていく。気づけば、こちらがいつも言っていることを、生徒のほうが先に口にするようになる。そんな場面が増えていきます。

そして、何より変わるのは、学びへの向き合い方です。考えて答えを書くことを楽しめるようになり、間違いを恐れずに手を動かせるようになる。適性検査で問われる「書いて説明する力」は、こうした日々の積み重ねの先に育っていきます。

「考えて、書いて、説明する」力を、授業で体験してみませんか。

KLCセミナーの対話型授業は、適性検査で問われる「説明する力」を育てることを大切にしています。まずは体験授業で、実際の授業の様子をご覧ください。進路・学習のご相談(個別カウンセリング)も承ります。

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