上達の極意~成績向上の極意~

2016年7月10日倉敷校

上達の極意 ~成績向上の極意~

こんにちは!倉敷校・前です。

前回このブログに原稿を書いた時はテニスの全仏オープンの時期でしたが今はウィンブルドン=全英オープンの真最中で、錦織選手がベスト16に入っています。

今回の錦織選手は全英対策として、全仏の時に使っていなかったショットをいくつも駆使して戦っていますね。大会ごとに対策を練り、戦い方を変えて来てそれを結果につなげるところはさすがです。

さて今回は、テニスの練習と勉強で共通する、ズバリ「上達の極意」についてご紹介します。

「毎日勉強がんばっているのに、今一つ成績が伸びない・・・」と思っている人はぜひ読んでみてください。

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◆上達の極意その1/【量質転化の法則】

<テニス>

テニスだけでなくスポーツ全般の上達において非常に重要なのが、

たくさんの「量」(練習)をこなすことで「質」(実力)につなげていく   (量を質に転化していく) ことです。

どんなショットも1回だけやってできるようには決してなりません。マンガの世界で、一度見ただけでどんな技でも完璧にできる人が登場することがありますが、あれはマンガの世界だけの話です!錦織選手だってイチローだって何千回、何万回という反復練習を繰り返した結果、今の実力があるのです。どの世界のトップも例外なく反復練習の積み重ねによってその位置にいるのです。

<勉強>

これは勉強にも全くもって共通する話です。

新しい科目に入ったとき、あるいは難しい問題に対して、1回やってみただけで習得できるでしょうか・・・?

そう、誰だってできるはずがないのです!

   <宿題である問題をやって、できなかった。>
          ↓
   <解答を見てなんとなく理解した。>
          ↓
   <「よし、もう自分はできるようになった!」>

・・・こんなのは全くの誤解です!!!

実力アップのためにあ、ここでもう1回ノートの白紙のページに自分で解いてみるという練習が不可欠です。

だいたいの人はその2回目の練習でも少し迷ったり時間がかかったりするはずです。なのでもう1回、つまり3回目の練習をする。そこまでやってはじめて自分の実力として定着してくるのです。

毎回チェックテストで合格する生徒の中には、宿題をいつも3回通り、多いときはなんと5回もやってくる子がいます。

一方で、何度「繰り返しやるのが大切だ」と言ってもガンコに自分流(?)を貫き、宿題を1回しかやらない子はほとんど合格しません・・・。明らかな練習不足です。

「毎回宿題ちゃんとやっているのになかなか苦手が克服できない、点が上がらない・・・」という人は、別に頭が悪い訳ではありません。単に【練習量】が不足しているだけなのです。あと2回~3回練習回数を増やしてから次の授業、テストに望めば、劇的な変化を実感できるはずです。

ここで、「忙しくてそんな時間がない!」などという言い訳は意味がありません。やったことがある人は分かりますが、この「練習、解き直し」は、1回目より2回目、2回目より3回目と、どんどん時間が短くなっていきます。「時間がないからできない」なんて言う人はこの反復練習をやったことがない人です。

あなたはマンガに出てくる「一度見ただけで完璧にできる天才」ではありません。イチローだって錦織選手だって努力するんです。あなたが反復練習しなくてできるようになるはずがないじゃないですか!

宿題を一回だけやって丸つけして終わり・・・よりは確かに時間もかかりますし大変なのは確かです。でもあなたはラクをしたいですか?それとも成績を上げたいですか?

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◆上達の極意その2/変化する

<テニス>

オープンスキルクローズスキルという言葉があります。 テニスではいつも打ちやすい球が来るとは限りません。色んなスピードや球種の球に対応していかねばなりません。 まず基本の型を覚え、いつでも同じフォームで打てるようにする。これをクローズスキルといいます。

そして、相手やボール、状況に応じて自分のフォームや力加減、狙いどころなどを変化させて対応する、これをオープンスキルといいます。心をオープン=素直にする能力というところから来ている言葉なのかもしれません。

テニスをはじめ、さまざまな対人スポーツの上級者は例外なく、このクローズスキルとオープンスキルの両方が長けています。 ポイントが取れていないのに、「俺はこのスタイルで行くんだ!」と全力でガンガン(自分が好きなように)打ち続けて、その結果試合に惨敗してしまうのでは戦う意味がありません。

「自分がやりたいやり方」は「自分が望む結果を出すやり方」と必ずしも一致しないということなんです。そのためには、頭と心をやわらかくしてやり方を見直して変える必要があるんじゃないかということです。

どうやったらポイントが取れるのだろう?と考えて戦い方を変えて行かねば勝ちに近づいて行くことは永久に無いのです。そこで求められるのがオープンスキルです。

<勉強>

さて、勉強にも同じ面があります。

勉強におけるオープンスキルはいくつかの要素がありますが、ここでは<勉強のやり方>についてお話します。

みなさんそれぞれ長年やり続けてきた勉強のやり方、スタイルがあると思います。 頑固にそのやり方にこだわり続けても結果が伴っていない(=思うように成績が上がっていない)のであれば、あなたのスタイル(勉強のやり方)は勝ち(=成績アップ、合格)に近づいていないと言えるでしょう。

つまり、勉強のやり方を見直して「変える」必要があるということです。長年やってきたスタイルを変えるのは、面倒ですし、ある意味勇気がいることです。でも同じやり方では今までと同じ結果しか出ません。

もしあなたが今と違う結果を求めるのであれば、何か「やり方=戦い方」を変えなくてはならないということに他ならないのです。

そこで!

私たちKLC講師陣がその作戦参謀、アドバイザーになります!ぜひいつでも相談に来てください。オープンスキルを発揮して勉強スタイルを変革、戦い方を変えて行こうじゃありませんか!

勝負の夏です!

   <①自力で解けるまで練習を積み実力アップにつなげ、量質転化を実現する!

   <②オープンスキルを発揮し戦い方を変化させる!>

で、がんばっていきましょう! では!

 

                        倉敷校・前