「やる気ゼロ」でも勉強を始められる!タイマー学習法!

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タイマー学習法のススメ

こんにちは。KLCセミナーです。

お子さんに勉強させようとして、こんなやりとりをしたことはありませんか?

「今やるってば!」
「あとでやるから」
「やる気が出ない…」

保護者としては「今やらないと困るのに!」という思いでいっぱいになりますよね。
でも、実はそれ、子どもに限らず大人でもよくある“脳の反応”なのです。

では、やる気がないときでも“動き出せる”には、どうすればいいのでしょうか?
今回は、その答えのひとつである「タイマー学習法」をご紹介します。


なぜ「タイマー学習法」が効果的なのか?

脳科学では、やる気が出てから行動するのではなく、
行動したことでやる気が出てくるという仕組みが知られています。

このときにカギを握るのが、脳の側坐核(そくざかく)淡蒼球(たんそうきゅう)といった部位です。

  • 側坐核は、作業を始めてから数分後に活性化し、「集中力」や「やる気」を高めます。
  • 淡蒼球は、「今やるべきかどうか」を判断し、行動開始の命令を出します。

つまり、「やる気を待っていたら脳は動かないけれど、行動さえ始めればやる気は後からついてくる」ということなのです。


タイマー学習法のやり方【基本編】

📌 ステップは3つだけ!

  1. タイマーを3〜5分にセットする(スマホ・キッチンタイマー・アレクサでもOK)
  2. 「音が鳴るまでの間だけやればいい」と伝える
  3. 終わったらほめる・一旦やめてもOKにする

たったこれだけです。


「5分だけ」が魔法の言葉になる理由

  • 短い時間なら、子どもも「これならできそう」と思える
  • 音が鳴ることで、ゴールが明確になる
  • 「全部やらなくていい」という心理的ハードルの低さが、最初の一歩を後押ししてくれる

勉強を習慣づけるうえで最も大事なのは、
「やる気に頼らず、行動が先にあること」です。

タイマー学習法を続けるコツ【応用編】

✅ 時間は“短め”から始めてOK!

最初は「3分」でも構いません。
大切なのは「できた!」という成功体験を積み重ねること。

✅ 1回で終わってOK。でも、もしできたら…

  • 「もう1回だけやってみようか?」
  • 「あと1分、延ばしてみる?」

子どもが「やってもいいよ」と言えば、そこから自然に集中力が上がっていきます。

✅ 親は“応援係”でいい!

  • 「がんばってるね」
  • 「3分集中できたのすごいよ」
  • 「さすが〇〇くん(ちゃん)!いつもよりすごいじゃん

短時間でも、行動したこと自体を褒めてあげるのがポイントです。


よくある質問(Q&A)

Q. タイマーで勉強すると、すぐやめてしまわないか心配です…

A. それでOKです。
最初は「やる気を育てる」よりも、「行動のクセをつける」ことが大切です。
続けていくうちに、自然と時間は延びていきます。


まとめ:「やる気がない日」こそ、タイマーを使おう!

「やる気がある日だけ勉強する」
それでは、勉強が習慣にはなりません。

でも、「5分だけ」「音が鳴るまでだけ」なら、
やる気がゼロでも始められます。

タイマー学習法は、
子どもが自分で「始められる子」になるための第一歩です。

KLCセミナーでは、こうしたご家庭でできる学習習慣づくりもサポートしています。
今回の内容も、ぜひ今日から取り入れてみてください!


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