岡山県の中学受験|志望校の選び方と県立・国立・私立の違いを解説【岡山市 塾 KLCセミナー】

岡山校

岡山県 中学受験 学校の選び方|各校のポイントを学習塾講師が解説
結論

岡山県で中学受験をするなら、志望校は小学5年生の終わりまでに確定させてください。

県立・国立・私立で入試の形式が大きく違い、6年生からの過去問対策の方向性がここで決まるからです。KLCセミナー岡山校の講師が、岡山県内の中学校の選び方を解説します。

この記事で分かること
  • 中学受験で手に入る2つのメリット
  • 志望校を決める時期と、5年生のうちにやること
  • 先取り型・一般型・国立附属・私立の違いと、向いている子のタイプ
  • 入試形式との相性の確かめ方と入試スケジュール
目次
  1. 中学受験で手に入る2つのメリット
  2. 志望校はいつまでに決める?
  3. 志望校選びで失敗しないための3つのポイント
  4. 岡山の中学校に共通する3つの特徴
  5. 県立中高一貫校は「先取り型」と「一般型」
  6. 国立:岡山大学教育学部附属中学校
  7. 私立:コースによって中身が変わる
  8. 4タイプの違いを一覧で比較
  9. 進学実績は「数字」と「雰囲気」の両方で見る
  10. 入試形式との相性を過去問で確かめる
  11. 岡山県の中学入試スケジュール
  12. 適性検査で問われる「説明する力」
  13. まとめ・よくある質問

▲ この記事の内容は動画(19分)でも解説しています

中学受験で手に入る2つのメリット

学校選びの前に、中学受験で何が手に入るのかを整理しておきます。

MERIT 1
お子様に合った教育環境

中学受験をする学校は、県立・国立・私立のどれも公立中学校と比べて特色のある取り組みをしています。特色とお子様の性格がかみ合えば、6年間は非常に充実したものになります。

MERIT 2
合否にかかわらず身につく学習習慣

中学受験の範囲は膨大です。この学習量をやり切った経験は、結果として合格に届かなかった場合でも、お子様にとって大きな財産になります。

特に「一人で頑張るより、周りが頑張っていると自分も頑張れる」というタイプのお子様は少なくありません。中高一貫校には同じ目標を持つ仲間が集まりやすく、勉強するのが当たり前という空気の中で、自然と学習習慣が身につきます。

また、中学受験を乗り越えた子とそうでない子では「学習体力」がまったく違います。算数では論理的な推論を扱い、理科・社会では中学校で習う内容まで踏み込むからです。実際に、中学受験をきっかけに毎日3時間の勉強習慣を身につけ、中学校で上位の成績を取るようになった生徒もいます。

志望校はいつまでに決める?小5の終わりが期限

志望校は小学5年生の最後までに確定させてください。受ける学校の種類によって、入試の中身が大きく変わるからです。

県立
適性検査岡山大安寺・岡山操山・倉敷天城・津山で共通の問題
国立
6科目の試験算数・国語・理科・社会・作文・英語(岡山大学教育学部附属中学校)
私立
学校ごとの独自問題学校・コースによって出題が異なる
  • 小学4年生中学受験に向けた学習がスタート多くの塾でこの時期から始まり、志望校をイメージし始めるご家庭が多くあります
  • 小学5年生情報収集・オープンスクール・併願校の検討いくつかの学校のオープンスクールに、お子様と一緒に参加します
  • 小学5年生の終わり志望校を確定第1志望だけでなく併願校も決めておきます
  • 小学6年生志望校に合わせた過去問対策県立・国立・私立で対策の方向性が分かれます
併願校も同時に考える

第1志望だけでなく、併願校がどこになるのかも5年生のうちに検討してください。地元の公立中学校に進学する場合も含めて、学校の情報を集めておきます。

志望校選びで失敗しないための3つのポイント

POINT 1
学校選びは保護者が主導する

お子様の性格・特性・将来像を長い目で見ているのは保護者の方です。お子様が集められる情報にも限りがあります。

POINT 2
オープンスクールには本人も参加

本人が「なんとなく合わない」と感じる場合、入学後もミスマッチになるケースが多くあります。

POINT 3
最終決定は家族全員で合意する

保護者の間で意見が分かれたまま受験に進むと、お子様が板挟みになります。志望校は家庭全体で合意してから決めてください。

岡山の中学校に共通する3つの特徴

英語
教育
英語教育に力を入れている英語のみで進める授業、海外研修、AIを活用した英語学習など内容はさまざま。希望者だけか学年全体かも確認を。
課題
の量
課題が公立中学校より多い日々の提出物や小テストが多く、自己管理の力が求められます。
定期
テスト
定期テストの難度が高い思考力を問う記述問題が出ます。授業やレポート課題で鍛えた考える力を評価する場という位置付けです。

県立中高一貫校は「先取り型」と「一般型」

県立中学校の大きな特徴は、中高一貫で高校受験がないことです。そのうえで、2つのタイプに分かれます。

先取り型例:岡山大安寺中等教育学校
高校内容の先取り6年間同じ仲間大学受験に余裕

前期課程(中学校にあたる3年間)で高校内容の先取り学習を行い、余裕を持って大学受験に備えるカリキュラムです。岡山大安寺中等教育学校のホームページには、学校設定科目や高校内容を扱う先行学習があり、国語・数学・英語はそれぞれ週5単位時間を確保している旨が記載されています。

進度が速いため、つまずいたときに取り返しにくい面はあります。一方で、ついていければ高い学力に到達できます。また、6年間人間関係が変わらないため、勉強に前向きな環境がずっと続きます。内向的なお子様にとっては安心材料になり、学年を越えて協力する文化と強い帰属意識が生徒を支えています。

こんなお子様に向いています
  • 周りが勉強している環境でもストレスを感じにくい
  • 大学受験を見据えて高い目標を立てられる
  • 自分で計画を立てて勉強できる
一般型例:岡山操山中学校・倉敷天城中学校
探究活動論文執筆多様な個性を伸ばす

高校内容の先取りを前提としないタイプです。岡山操山は「操山システム」として、医学部など難関大学に対応した理系科目の履修、看護・栄養系や芸術系の科目の開設、論理的思考力やコミュニケーション能力の育成を掲げています。

総合的な学習の時間には3年間かけた探究活動があり、岡山のこと、日本のこと、自分で決めた課題へと段階を踏んで掘り下げ、最終的に論文を執筆します。倉敷天城でも、全員が自分で決めたテーマで課題研究を行っています。なお、一般型でも授業単位では高校内容を一部先取りしている場合があります。

こんなお子様に向いています
  • 「なぜ?」を考えるのが好きで、好奇心が強い
  • 調べ学習が苦にならない
  • すでに興味のある分野やこだわりを持っている

国立:岡山大学教育学部附属中学校

国立附属岡山大学教育学部附属中学校
高校受験あり岡山朝日高校への進学者が多い

高校内容の先取りはほとんどなく、扱う内容は一般的な公立中学校よりも高度です。多くの生徒が高校受験を経て岡山朝日高校に進学し、朝日高校の1年生のおよそ3割を附属中学校の出身者が占めています。

こんなお子様に向いています
  • ご家庭として岡山朝日高校への進学を考えている
  • 高校入試という明確な目標があることで、自分を高めていける

私立:コースによって中身が変わる

私立就実・岡山白陵・岡山学芸館清秀・岡山理科大学附属 など

私立も先取り型と一般型に分かれますが、同じ学校でもコースによって教育内容が大きく変わります。先取りの度合い、補習の運用、難関大学志向か内部進学志向か、外部の高校を受験するのか、といった点を確認してください。

岡山理科大学
附属
高校受験をする生徒と一緒に授業を受けるクラスもあり、附属高校への内部進学が前提ではない場合があります。
就実
AI学習アプリを使った個別最適な学習、プログラミング教育、ケンブリッジ英語など、新しい学びを積極的に取り入れています。

4タイプの違いを一覧で比較

項目先取り型
(県立)
一般型
(県立)
国立附属私立
高校受験なしなしありコースによる
高校内容の先取りあり前提としないほとんどなしコースによる
入試適性検査適性検査6科目独自問題
特徴6年間同じ仲間探究・論文朝日高校へコース選び

進学実績は「数字」と「雰囲気」の両方で見る

進学実績は、学校の教育成果を示す客観的なデータです。ただし、数字だけで学校を決めることはおすすめしません。

講師
実績は学校全体の結果で、すべての生徒が同じ進路をたどるわけではありません。数字の高い学校でも環境が合わなければ力を発揮しにくく、相性の良い環境ならお子様は大きく伸びます。
定性
雰囲気・教育内容

オープンスクールで感じた雰囲気、教育内容、お子様のタイプとの相性。

定量
進学実績のデータ

大学進学実績など、学校の教育成果を示す数字。

どちらか一方に偏らず、両方を総合して判断することが、後悔しない学校選びにつながります。動画では、各校の国立大学への現役合格者を「東京一科」「難関国立大」「準難関国立大」「国立大学全体」の4グループに分け、学年定員に占める割合で整理しています。具体的な数字は動画でご確認ください。

入試形式との相性を過去問で確かめる

県立中高一貫校の倍率
2倍台後半〜3倍台
になることも珍しくない
附属中学校の倍率
1倍台〜2倍台前半
で推移することが多い

倍率以上に重要なのが、入試形式との相性です。県立の適性検査は、資料の読み取り、複数の要素を組み合わせた思考、長文の記述、論理的な推論など、独特の力が求められます。学力の高いお子様でも、形式に合わないと得点が伸びにくく、向き不向きがはっきり出ます。

一方、附属中学校の入試は科目数が多いものの、極端に特殊な形式ではないため、特定の適性に大きく左右されにくい入試です。

適性検査を考えているなら

実際に過去問を解き、考え方の流れについていけているか、記述の方向性が合っているかを解答と見比べて確認してください。答案の判断は保護者の方には難しい部分なので、専門の講師に任せてください。

岡山県の中学入試スケジュール

  • 5月県立・国立のオープンスクール
  • 5月頃〜秋私立のオープンスクール数回実施されることが多い
  • 12月上旬〜1月下旬私立の入試遅い学校は岡山白陵など1月下旬
  • 1月上旬県立・国立の入試例年同じ日に実施

※各年度の正確な日程は、必ず各校の募集要項で確認してください。

各校の試験内容・倍率・合格ラインは特典資料で

岡山県内の各中学校の試験内容や合格ラインは、KLCセミナー岡山校の公式LINEでお渡ししている特典資料にまとめています。

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適性検査で問われる「説明する力」をどう育てるか

適性検査の合格者に共通しているのは、知識の量ではなく自分の考えを自分の言葉で説明できる力です。正解を覚えているかではなく、なぜそう考えたのか、根拠は何かという思考の過程が問われます。

話す
自分の考えを言葉にする
添削
講師からフィードバックを受ける
考え直す
もう一度、自分の頭で組み立て直す

記述力や思考力は、解説を聞くだけでは身につきません。この循環の中で育ちます。記述問題を丸付けだけで終わらせていないか、一度見直してみてください。

KLCセミナー岡山校の小学部は1クラス10人程度の少人数制です。講師が一人ひとりに「なぜそう思う?」と問いかけ、自分の言葉で説明する機会を必ず作ります。そのうえで添削とフィードバックを受け、もう一度考える。この繰り返しで、適性検査を突破する記述力を育てています。

まとめ

  1. 志望校は保護者が主導し、小学5年生の終わりまでに確定させる
  2. 先取り型か一般型かで、向いているお子様のタイプが異なる
  3. オープンスクールの雰囲気と進学実績の両方を見て判断する
  4. 適性検査を考えているなら、過去問で入試形式との相性を確かめる

よくある質問

岡山県の中学受験で、志望校はいつまでに決めればよいですか?

小学5年生の終わりまでに確定させてください。県立(適性検査)・国立(6科目)・私立で入試の形式が大きく異なり、6年生からの過去問対策の方向性がここで決まります。

県立中高一貫校の「先取り型」と「一般型」は何が違いますか?

先取り型は中学段階で高校内容を先取りし、大学受験に余裕を持って備えるカリキュラムです。一般型は先取りを前提とせず、探究活動などを通じて多様な個性を伸ばすことに重点を置いています。

岡山大学教育学部附属中学校は、どんな子に向いていますか?

岡山朝日高校への進学を考えているご家庭や、高校入試という明確な目標があることで伸びるお子様に向いています。多くの生徒が高校受験を経て岡山朝日高校に進学します。

進学実績が高い学校を選べば間違いないですか?

実績は学校全体の結果で、すべての生徒が同じ進路になるわけではありません。オープンスクールで感じた雰囲気や教育内容とお子様の相性もあわせて、総合的に判断してください。

適性検査に向いているかどうかは、どう判断すればよいですか?

実際に過去問を解き、考え方の流れや記述の方向性が解答と合っているかを確認します。答案の判断は専門の講師に相談してください。

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