【国語】岡山朝日高校独自入試突破のために11月にやっておきたいこと
「国語って何を勉強すればいいの?」
結論から言いますと朝日高校独自入試では以下の2点が重要です。
①:文章全体の把握
②:読解速度の向上
まず①について過去問題を例に見てみましょう。
令和2年度の入試では次のような問題が出題されました。
・「大切なことは~という」とあるが、「稽古の思想」とはどのような考え方か。文章全体をふまえてわかりやすく説明しなさい。
・「目のまえの~気分だった」とあるが、それはどのような気持ちか。文章全体をふまえてわかりやすく説明しなさい。
朝日高校独自入試は大問3つの構成ですが、大問1の評論文と大問3の小説ではこのような問題が出題されています。注意すべきなのは「文章全体」をふまえてという部分。実際、本文全体の内容を理解していないと記述するのはかなり難しいです。
じゃあどんな練習をすればいいの?
朝日高校を受験する方は学習の際に次の2点に注意しましょう。
ⅰ:文章内容を説明できるレベルで理解できているか
ⅱ:継続して問題に取り組む
ⅰについてですが、記述の問題として出題される以上、自分の頭の中で理解できていたとしても、それが外に出せる形で表現できない限りは得点にはつながりません。本文を理解できている状態=問題を解ける状態ではありません。自分の理解を外に出す練習を問題を通して行いましょう。
次にⅱについてですが、国語は少しの期間勉強したからといって急激に力がつく科目ではありません。一定の期間継続して徐々に力が身についていくものです。一つ一つの問題を大切に、丁寧に解いて、少しづつではありますが確かな学力を身につけましょう。
読解速度の向上
では、冒頭の②:読解速度の向上に話を進めましょう。結論から言いますと、朝日高校独自入試では時間の制約がかなり厳しいです。それは次のような特徴があるからです。
・本文内容が難しい(岡山県立入試より1段階難しいレベル)
・記述問題が5~6問出題される
朝日高校独自入試は試験時間が45分です。この時間内に難しい本文を理解し、それを記述の回答につなげることはかなりたいへんです。
じゃあどう対策したらいいの?
こちらも次の2点に注意して学習を行いましょう。
ⅰ:問題のパターン化
ⅱ:多くの問題に取り組む
ⅰについてですが、他教科とは異なり、国語は問題の出題のパターンがかなり限られています。したがって、「この問われ方がされたらこう解く」という道筋を自分の中に確立させられると、得点の安定や速度の向上につながります。
ⅱつきましては、やはり文章を読む速度にはある程度の「慣れ」がどうしても必要になりますので、文章理解と同様に多くの文章に取り組まなければなりません。
最後に
国語という科目は「どうやって勉強したらいいのか?」というイメージが強いですが、実はしっかりとした学習方法があります。ただ、学力を身につけるのには時間がかかりますので、11月あたりから対策をしておかないと受験までに国語が仕上がらない可能性があります。なかなか手がつかない科目だとは思いますが、これを機に国語の学習を始めてみませんか?