1あたり量(単位あたり量)★第2回★
その1 あめちゃんを分ける問題
ここにあめちゃん(あめ玉のことを関西人はこのように
呼ぶのである!)が100個あります!…と聞いた瞬間に、
「やった!一気に100個も食べられる!」と思った人は、
ちょっと甘かったかもね(あめちゃんだけに…(^ ^))。
だいたい世の中的には、
(1)あめちゃんを友達にも分けてあげよう!
(2)ひとりで毎日少しずつあめちゃんを食べよう!
という展開になるわけです。
(1)で友達と25人であめちゃんをいただくのなら、
100個÷25人=4個/人
(「よんこまいにん」と読む↑)
つまり1人あたり4個ずつ食べることになる。
(2)で25日に分けて毎日少しずついただくのなら、
100個÷25日=4個/日
(「よんこまいにち」と読む↑)
つまり毎日4個ずつ食べることになる。
ここで注意してほしいことは、式には必ず「単位」を書いて
いくということです!単位を意識する習慣は、のちのち高校
理科(物理・化学・生物)では常識となる考え方になるので
100÷25=4
のような、単位抜きの立式は避けておくのがおすすめです。
単位抜きの立式に慣れて、小5後半・小6の算数の学習が
進まなくなるケースは嫌というほど見てきました。書かなく
なったものを、もう一度書くようにしようと習慣づけるのは
本当に難しいです。漢字の書き取りで雑な字の書き方になる
と、丁寧な字に戻すのが難しいのと同じですね(^ ^)
逆に言えば、書いていた単位を、めんどくさいから書かなく
するのは、思い立ったらいつでもだれでもできることなので
今は、やらない方がいいと言えます。
さあ、次に行きますぞ!(^ ^)