受験勉強を続けるモチベーションTop3

大高校

受験学年のみなさんはいよいよ本番の足音が近づき緊張感も増してきたことでしょう。

毎年受験生の指導をしていて感じるのが、
「きつい受験勉強をどう乗り切るのか?」
という疑問です。
永遠の課題のような精神論になりますが、勉強の技術やコツ以前の大切な要素だと思います。
今まで受験指導してきて、うまくその気持ちをコントロールしていたケースをご紹介します。

①目標が明確である
これは誰もが認める当然のモチベーションの源泉でしょう。医者になりたい、弁護士になりたい、海外で活躍したい… あげればキリがありませんが、共通点はただひとつ。
「今の勉強の先に目的・目標がある」 という点です。
買いたいものを決めずに貯金をせっせとがんばる人はいませんよね? それと同じです。将来の景色が見えている人は、現在を頑張れるものです。受験をうまく乗り切った生徒たちの共通点も同じでした。
かならず何か目標をもちましょう!!

②いちいち気になる何かがある
言い換えると「好奇心」でしょうか? 生徒によってさまざまですが、「ま、いっか」と放置しないこだわりをもっている生徒は勉強に良い効果をもたらします。
過去に面白い生徒には、
・ルービックキューブを極めた空間把握力で数学力UPして京都大合格!
・高校生クイズの全国大会まで出るくらいのこだわりで東京大合格!
・15,000円もする「生化学辞典(大学生以上用)」を親に買ってもらって大喜びした理科大好き人間が東京大合格!
・世界地理のデータを自分でまとめ上げたデータ好きが高じて名古屋大合格!
などなど。いろいろな生徒たちがいました。
やはり共通点は「いちいち気になる。追求しないと気がすまない。」
なんでもいいです。こだわれる自分を発見して下さい。その分野から自分の得意が見えてきます。

③割りきりが上手
「①、②は勉強ができる人のただのセンスじゃねーか!」という声が聞こえてきそうですね。
安心して下さい。そんな前向きな気持ちだけで乗り切れるほど受験が単純でないことは百も承知しています。
実際、受験終了とともに参考書や教科書を廃品回収に即出した、なんてのもよくある話です。
そんな状況でも受験をがんばれた生徒たちの共通点は、
「○○と考えれば受験も耐えられる」 といった割りきりがうまい!
例えば、
・「ゲーム絶ち」をして、受験終了とともに解放するぞ!
・「テレビ撮りだめ」をして、受験が終わったら見まくるぞ!
・今がんばらないと、残りの人生60年後悔がつきまとうと思おう!
・親にだけは、兄弟だけには馬鹿にさせない結果を残すぞ!
・将来「仕事」が大変なんだから、受験ぐらい乗り切らないと将来がない!
などなどあげればきりがないですね。

 

このブログを書いていてもうんざりするくらい「内容が重い、しんどい…」
しかし、ものごとの何も良い面ばかりで語れません。
「成功する人はプラスのモチベーションとマイナスのモチベーションをうまく使い分けている」ということを記して締めくくりにしたいと思います。

大高校 井上