山口大学工学部応用化学科の合格体験記(岡山芳泉高校卒A・Hさん)
KLCが勉強面・精神面の柱でした。そこで見出した私の進みたい道。
私は、中学1年生のときからKLCセミナーに通い、この度山口大学工学部応用化学科に合格することができました。私の進路は高校3年生の春、ある先生と出会い変わることになります。
私の中学校からの夢は小学校教師でした。そのため、大学は教育学部へと進み、教員免許を取るのだと思っていました。さらに、11月には岡山大学教育大学の推薦にも出願しており、その時までは本気で教師になりたいと強く思っていました。しかし、年末に化学の道へと進もうとしている友人の相談に乗ったり、テストが返却され今まで苦手だった化学が塾の先生のおかげで1番の得意科目となり自信がつくなどがあり、もう1度自分の人生について考え直しました。その結果、私は山口大学工学部応用化学科の受験を決意しました。決意するにあたっていろいろな葛藤がありました。工学部へと進むということはまだ終わっていない推薦の準備が無駄になってしまうかもしれないことです。それを踏まえた上で親と学校の先生に相談しました。もちろん、両者とも私が積み重ねてきた教育への道の準備を近くで見ているからこそ大反対、悩んだ結果、出した答えを否定され私の心は折れそうでした。そんな時塾でも進路についての紙を出さなければならず、工学部と書いたら否定されるんだろうなと思いながら提出しました。すると、返ってきた言葉はどの先生も驚きはしていましたが、どれも肯定的なものでした。その言葉が私の折れかけた言葉を癒してくれました。
1月、共通テスト後の自己採点で私は山口大学がD判定、三者懇談では聞いたことのない大学を推奨されました。親も学校側の意見に賛成、もうあとがない私の背中を押してくれたのが塾の先生でした。そして、自分で決めて山口大学に前期を申し込みました。親と学校の先生を見返したいという気持ちと期待してくれている塾の先生を裏切れない気持ちが原動力となり私の二次への勉強に拍車がかかりました。塾の先生は忙しいのに授業とは別の二次の問題を用意してくださったり、質問にも答えてくださりました。
前期の合格発表当日、私は緊張の中、1人で自分の番号を探しました。同じ番号を見つけたとき、信じられなくて何度も確認をしました。塾に報告をすると泣いて喜んでくださりました。私は、この塾で、勉強面だけでなく精神面でも支えてもらい、夜まで共に頑張る友人とも出会い本当に通ってよかったなと思います。今までお世話になりました。
- 担当講師からメッセージ
- 高3春から化学を担当させていただきました。いつもニッコニコで授業を受けていた姿が素敵でした。授業内で見せる、心の底からの「そうなんだ!!」顔は授業をしているこちらをも楽しませてくれました。直前期での路線変更には驚きましたが、「化学を学ぶこと」に対して純粋な興味を持っていただけたこと、興味のある分野に出会えたこと、本当に嬉しいです。Aさんと一緒に学べて私どもも幸せでした。この先もますます化学を楽しんでいただきたいなと思います。おめでとうございます!
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