なぜ勉強するのか

2016年7月14日大元校

7月も中旬になり、毎日うだるような暑さが続いています。体調を崩さないよう気をつけて下さいね。

さて、期末テストも終わり、夏休みの課題が早くもでている中学生も多いのではないでしょうか?

毎日、課題に追われていると「なんで勉強しないといけないのかわからない。」「平方根や化学反応式なんて、大人になっても使わないのに勉強したって意味がない。」と言い出す中学生が、毎年のようにいます。

本当にそうでしょうか。確かに大人になって平方根の計算ができなくても、化学式が書けなくても困らないかもしれません。ただ、それはとても損な人生をおくることだと思います。

以前、 “人気の低迷している芸能人の悩み相談をうける”という内容のバラエティー番組に某芸能人が出演していました。番組スタッフの「今後どうしていきたいか。」という問いに対して彼女は「女性ファンを増やして、女性向けの番組や雑誌に出たい。」と答えていました。そこでさらにスタッフが「どうやって?」と問うと「・・・・・・・・・・。」と、黙り込んでしまいましたその後、彼女をあまりテレビで見ることはなくなりました。

彼女には、考える力が足りていなかったのだと思います。

長い人生の中でみなさんには、つらい事、思うようにいかない事、大事な決断をせまられる事、色んな事が待っています。その時に何となく気分で決めるのではなく、きちんと筋道を立てて、どうすれば解決できるのか。どう進めれば効率よくできるのか。その時々で最善が尽くせるようしっかりと考えなければいけません。

では「考える力」を身につけるにはどうすればいいのでしょうか?

答えは、やはり「勉強すること」ではないでしょうか。
平方根や化学反応式を学んだから役に立つのではなく、それを知ろう、わかろうと思って、頭を使うことによって「考える力」をつけることに意味があります。

勉強することによって得た「考える力」は、物事を解決していくために必要な力です。
そしてその力は自分の人生をより豊かなものにします


勉強する事は、しんどくて、つらいことの方が多いかもしれませんが、投げ出さずに続けてみて下さい。やってよかったなと思える日が必ずきますよ。