吾唯足知
先週末、鳥取県で震度6弱の大きな地震が起こり、倉敷でも震度4の揺れがありました。
KLCにも米子に校舎があり、当日は休校になったそうです。
一日も早く、通常の生活が送れるように祈るばかりです。
さて、今回のタイトルである「吾唯足知」ですが、ご存知ですか?
「吾、唯だ足るを知る(われ、ただたるをしる)」と読みます。
枯山水で有名な京都の龍安寺。
修学旅行で訪れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(きれいなお庭でしょう~? 何時間でも眺めていられます)
ここに「吾唯足知」と書かれたつくばい(茶室に入る前に手を洗うところ)があります。
「知足のつくばい」として有名なのですが、水戸光圀公から贈られたものだそうです。
ちょっと写真写りが悪いのですが、真ん中の「口」を上手く使って、
時計回りに「吾→唯→足→知」となっているのがおわかりですか?
「私は十分満たされていると知っているので、心は満たされている」という意味です。
あれも欲しいこれも欲しい、と欲張るのではなく、
今の日常をありがたく思うことで心穏やかに過ごしていける、と解釈しています。
ここで冒頭の内容に戻ります。
倉敷市は大きな災害もなく、この日々を当たり前のこととして過ごしてしまいがちです。
しかし、それはこの上なく幸せなことなのですよね。
と、大きな災害のニュースを目にするたびにしみじみ思います。
皆さんが欲張るのは「志望校合格」だけです!
倉敷校・渡邊