聖徳太子が教科書から消える?
先日、「聖徳太子」や「鎖国」という言葉が教科書で使われなくなるかもとニュースになっていましたが、どうなるのでしょうか。
「聖徳太子」という名前は、聖徳太子が活躍した飛鳥時代以後の書物で確かに出てきます。しかし、活躍した時代には、聖徳太子という人物はいなかったとされています。
一般的には、厩戸王(厩戸皇子)が聖徳太子のモデルになったといわれています。
既に名前が定着していることもあり、変更するのは大変ですよね。
一部の参考書などでは既に変わっていたり、併記されていたりしますが、今後どうなるのか注目です。
そうえいえば、「いい国つくろう鎌倉幕府」といって、1192年鎌倉幕府が成立とならった人も多いと思いますが、こちらは今は同じようには習っていません。1192年は源頼朝が征夷大将軍に任命された年なのですが、その前に鎌倉幕府は機能していたということで、鎌倉幕府の成立過程という形で学びます。
過去に起こった事実なのに、その後の研究でかわるというのも面白いかもしれませんが、学ぶほうは大変です・・・
大元校 郷原