漢字の学習
ちょっと変わったものを見てみましょう。
このテキストは、とあるイタリア出身の方が、日本に来て漢字を勉強する際に使用したテキストです。皆さんが小学校の時に使った漢字の練習帳とは違うのが分かると思います。
私たちが漢字を覚える時、ひたすら書いた記憶があるはずです。ところが、ヨーロッパ言語話者は、全く共通点のない言語である日本語を習得する際に、大きな壁=漢字が立ちはだかります。
アルファベットの基本的な読み方が分かっていれば、"apple"を発音することは簡単です。漢字の場合はそうはいきません。形を覚えるために、漢字のそれぞれの部分が何を意味しているのかを考えながら覚えていくそうです。
私たちが特に意識もせずに普段使っている漢字ですが、このテキストを見た時に驚きを感じました。
ちなみにもう一つ。
漢字のテキストが挟まっていた本棚です。下の3段に日本語に関係するテキストが収められています。普段、KLCの本棚には英語に関する本が並んでいるので、日本語に関する本がこんなにたくさん並んでいるのは新鮮でした。
上の2段は、1933年に出版されたイタリア語で書かれた百科辞典です。
大高校 香川