小学生の英語学習~中学生への準備~
もうすぐ卒業、そして中学校入学となる小学6年生のみなさん、いよいよ春です。これから本格的に英語の勉強が始まりますね。
中学校では、高校入試に向けて、小学校時代よりもいちだんと「英語が書ける」ことが求められます。
中学校で必要となる単語はおよそ1800語ほどに及びます。これらの単語をただ漫然と眺めているだけでは、なかなか覚えられません。覚えるためにはいくつかの手順があります。以下に紹介しますので、効率よく覚えるためにも参考にしてください
手順➀英単語を読めるようにする。
読めない単語は覚えられません。新しい単語が出てきたら、必ず読みを確認するようにしましょう。上手に発音できることは必ずしも重要ではありません。下手でもかまいませんから、とにかく読めることが重要です。
手順②英単語をよく見る。
英単語を覚えるのが苦手だという人の多くは、実は英単語をよく見ていません。しっかりと目に焼き付けてくださ
手順③発音しながらノートに書いて練習
実際に声に出して読むことが重要です。さらに、4線に合わせて、ていねいに、くっきり、はっきり書いていきます。少なくとも5回は書きましょう。何度か書くうちに文字が雑になるようではいけません。1度目も5度目も同じ筆跡であることが大切です。
手順④「自分でテスト」
英単語を隠して、日本語を見て英単語が書けるかどうか、自分でテストしてみましょう。ここで書けなかったものは、また➀に戻ってやり直しです。書けない単語がなくなるところまで➀~④をくりかえします。
以上の手順を踏むことで、みなさんの英単語の力は確実に向上します。さらに重要なことですが、上に書いた➀~④の手順をくりかえすことで、「暗記力」そのものが向上するんです。この「暗記力」をパワーアップさせるのが中学段階での重要な学習目標の一つだと言っていいでしょう。論理をしっかりと学ぶことはもちろん重要です。しかし、その基礎となる知識の絶対量が足りないと、学んだ論理を活かすことが難しくなります。
岡山朝日高校や芳泉高校などの普通科進学校では、英語以外にも古典や社会科などで多くの知識を要求されます。そのときに上に示した手順をそのまま使うわけにはいきません。多くの科目の学習があるなかで、上記の手順を踏んでいては時間が足らなくなるからです。
だからこそ、中学生のうちに「暗記力」をパワーアップさせる必要があるのです。
さあ、春期講習です。手順➀~④を使って、自分の「暗記力」をパワーアップしましょう。