数学を解くことができる人とできない人③

2024年1月24日芳泉校

芳泉校の猪股です。 引き続き,第3回目の数学講義です。 これまで,かなり基本的な部分を話しました。 (「数学を解くことができる人とできない人」 / 「数学を解くことができる人とできない人②」) 続いても基本の話となるのですが,数学の問題を解く上での,非常に大切な”心構え”を伝えたいと思います。 生徒の皆さんで,計算ミスをしたことがないって人はいないはずです。そしてそれに悩まされていると思います。中には計算ミスをしても「実質解くことが出来ていたから,いいかな」,「集中していれば出来ていたし」など言い訳をする人がいます。 しかし,それを入試本番が終わった後に言うことができますか? 入試のあとには得点開示をすることができるのですが,あと一点あれば合格できていた人を私は知っています。知っているからこそ,私はそういった発言をする人を叱ります。 計算ミスやケアレスミスを軽々しく扱うのは絶対にやめましょう。それは重大なミスなのです。 ではどうすればなくすことができるのかについてですが,具体案を一つ述べます。 まずは計算過程を書くことです。その際には行間をつめるのではなく,一行空けます。そうすれば,ミスをした部分の下でやり直しができます。また,そのミスは消すのではなく,上から二重線を引くなどしておきます。あとで見直しをしたときに,自分のミスを見ることができるので意識を上げることが可能になります。 今回の話はいかがだったでしょうか。ミスの多い人は早速実践をしてみて下さい。また,計算ミス,ケアレスミスを軽く考えている人は心構えを変えましょう。