じしょのおはなし

芳泉校

辞書です。
一番上に乗っかている辞書を見たことがある人は多いと思います。
高校生がよく使う『ジーニアス英和辞典 (第6版) 』ですね。

下の2冊を見たことがある人は相当マニアックな人(変人)です。
つまり、わたくしは「変人」です。
The Compact Edition of the Oxford English Dictionary (1971) という辞書です。
ちっともコンパクトではないですけど。
横:約25cm, 縦:約37cm, 重さ:2冊で約8kg

中を見てみましょう。

字ちっさ(比較のため『ジーニアス』を載せてみました)。
辞書なのに字が小さすぎて語義をパッと見ることができません。
ルーペ必須です(ちなみに付属のルーペは足が生えて旅に出てしまいました=失くしたということです)。

この辞書の面白いところは、単語の意味が、歴史的に古い順に並んでいることです。
現在の辞書は、最もよく使う意味が最初に出てきて、あまり使わない用法は最後にちょろっと書かれています。

え?なんの役に立つかって?
答えは簡単。英語の古い文献を読む際に、その書物が発行された時代の意味を簡単に知ることできるのです(わたくしは今ドヤ顔をしています)!

皆さんが今勉強している英語ですが、言語学的には古英語・中英語・近代英語・現代英語と分けることができます。
もちろんスペルも異なりますし、今では使われなくなった単語も多々あります。
これ以上しゃべると変人度が加速してしまいますので、もう何も言いません。

最近は英語を話すことが重視されています。
もちろん、話すことも大事ですが、海外の大学や大学院に入ると、理系・文系関係なく、学生は古典作品というものを読んでいます。また、ふとした日常会話に、そうした古典作品から引用した表現を混ぜこねてくるわけです。つまり、常識ということです。

英語の古典作品は日本語に翻訳されて売られていますから、読みたい人はそちらを読めばいいと思います。
ただ、作品を深く理解するためには、原典にあたる必要があります。
そんな時に役立つ辞書なのです!

ま、正直言うと、今は普通にネットで検索すれば出てきますし、注釈本も普通に売られているので、ほぼ出番はありませんけどね。

以上、辞書のお話でした。

芳泉校 香川