一冊のノート

2016年1月13日芳泉校

 中学3年生の生徒の質問を受けていた時のこと、
彼が広げたそのノートには、たくさんの付箋が貼られ、
赤で何度も書き直したあとがありました。
 テストのやり直しの時に使っているノートのようで、1通りやり直しが
終わった後に、もう一度解いてみて、解けなかった問題を再度ノートに
解いているそうです。
 多くの生徒が通常1回のやり直しで終わるところを、彼は2回、3回と
繰り返していて、言うまでもなく、最近は成績も大きく上昇しています。
 また、別の生徒は中学校1年生の英語の教科書から順番に本文を
全訳するノートを作ったり、また別の生徒はこれまで英単語や漢字を
何度も書いていたものを塾で習ったことをまとめる学校の予習用の
ノートに変えたそうです。

 どの生徒のやり方が正しいというのはなく、大切なことは目的をもって
ノートを活用すること、そして継続することだと考えます。

 最初の話題にでていた「テストのやり直し」ですが、芳泉校ではこれを
とても大切にしています。塾内で受けるテストのほとんどは、別の日に
時間をとって全員でテストのやり直しを行います。中学生、高校生ともに
受験直前で気持ちがあせり、新しいものに手を出しがちな時期ですが、
今までのテキストやテストのやり直しにも力を入れてみてはどうでしょうか。

芳泉校 松浦