太陽系外生物はいるの?
本日は個人的に関心なる分野の話をひとつ。
プロキシマ・ケンタウリという恒星があります。ケンタウルス座の方向に4.25光年離れた位置にある赤色矮性(赤色は温度が低い)です。太陽系に最も近い恒星として、その世界では有名です。「最も近い」といっても光の速度で4.25年かかるので、たいがい遠いんですけどね。
2016年8月24日にこの恒星の周りを公転する惑星「プロキシマ・ケンタウリb」が発見されました。中心星から地球と太陽の距離の0.05倍という近さの位置を11.2日の公転周期で公転しており、質量が地球の1.3倍以上と推定されています。
想像図として、こんなのが公開されています。
何が言いたいんだ!という声が聞こえてきそうですが、ここからが本番です。
上記のような条件から推定されるのが、どうもこの惑星は「ハビタブル・ゾーン」に位置する可能性があるということです。ハビタブル・ゾーンとは液体の水が存在することのできる環境のことを言います。温度が0~100度の水があり、生物が存在できる環境だということです。
「地球にいちばん近い恒星の周りに水があるかも」と思うと天体好きとしては興奮せざるを得ません。
「やばい、宇宙人がいるかも!!」
想像力を膨らます(妄想する?)のは個人の自由です。もしかしたら宇宙人が電気信号を送っていて、4.25年後に私たちが受信するかも…。想像は自由です!
次回は、「じゃあ、そんな惑星ってどう見つけるの?」をお送りします。
倉敷校 井上