私立高校入試のあれこれ

倉敷校

 岡山県の私立高校入試が2月3・4日に迫ってきました。
 中学3年生の受験生は緊張感を高めて、準備に精を出していることと思います。

 ところで、私立高校入試の「志願倍率」を見たことはありますか? 例としては、

 志願者数:1500人  募集定員:20名  志願倍率:75倍 !!!!!

 というやつですね。しかし、これには「からくり」があります。
 私立高校は多くの場合が、「すべり止め」として受験されるため、募集定員より多く合格者を出しているのです。定員より多く出された合格者のほとんどは、県立高校などの第一志望校に合格・進学していくのです。したがって上の例のような場合は、「合格者数」まで見ないといけない、ということになります。

 志願者数:1500人  募集定員:20名  志願倍率:75倍  合格者数:1000名
 実質の「合格者倍率」:1500÷1000=1.5倍!

 なんてことはよくあるパターンです。「倍率を過度に心配するのは禁物」ということは覚えておいて損はないでしょう。各高校のホームページなどで昨年度入試での合格者数などが確認できる場合もありますので、心配な受験生はチェックしてみてください。

 しかし、安心も禁物です。当然、何も準備せずに合格できるなんてありえません! KLCで受験勉強をきっちりして、万全の態勢で臨みましょう!

 倉敷校 井上