成績の良い子は、人の話を聞ける子

倉敷校

こんにちは!
夏期講習が終わり、KLCの2学期がスタートしました。
とりわけ今回の夏期講習中は、どの先生からも「聞くときは聞く、書くときは書く」と、
「聞く」と「書く」の区別を指導させてもらいました。

今日はその「聞く」について。
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まず、<おもに子供の「何」の違いによって成績の差がついてくるか?>について考えてみましょう。

これについて、私は自分自身の受験勉強の経験から、学力が伸びるかどうかは「反復量の差」(どれだけ繰り返しやるかどうか)が一番大きいと考えてきました。

確かに、計算問題や漢字など、繰り返し練習することによって実力がアップするものはたくさんあります。
算数、数学の難問も、繰り返し解くことで解き方を覚えてできるようになります。
つまり勉強の「量」は確実に成績を向上させる一つのカギであることは、これはこれで間違いありません。


しかし!
このやり方だけだと、学年が上がるにつれて勉強時間はどんどん増えていき、なかなかツライ受験生時代を過ごさねばならにことになります。

ところが!
成績を上げながら、同時に勉強の「量」(時間)を減らすポイントがあるのです。

例えばですが、
今まで宿題を5回繰り返しやってなんとか覚えていたのが、
1、2回だけやれば大丈夫な状態になる(身に付く)なんて、素晴らしいと思いませんか?
あまった時間でほかの科目の勉強もできるし、いろんなことに有効に使えますよね。

⇒そのポイントが授業中の「聞く力」なのです。
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また私の経験談をさせてもらいますと、
いま振り返れば、「量」重視だった私の受験勉強はとにかく長時間机に向かって格闘する形のものでした。
ある程度まで(高校1年の数Ⅱの範囲くらいまで)はこれでいけましたが、あるところ(数Ⅲが始まったころ)から1日の勉強時間が足りなくなり(早朝1時間、夕方から深夜まで5~6時間)、いくつかの科目、単元を犠牲にして(やらずに)進めていました。
結果的に高2の夏に部活を引退してから毎日の大半を机に向かって過ごしたにも関わらず第一志望の東大には届きませんでした。

聞く力を使って量を減らす効率的な勉強方法を当時知っていれば・・・と悔やみます。
まあ過去には戻れませんのでしょうがないです。

だからこそその分、縁のあったKLC生のみなさんにはこのポイント、勉強法を身に付けてもらいたいと心底思います。

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■小学校でのよくある光景

「聞く力」がいかに大切かを考えるために小学生でよくある光景を思い浮かべてみましょう。

子ども会で何か行事をする時、役員のお母さんが子ども達に注意事項を説明することがありますよね。
そういう場面で、説明しているお母さんの顔を見て、きちんと話を聞いている子と、じっとしていられず手遊びしたり、隣の子とおしゃべりしたりする子がいますよね。
そういう子はさぁこれから始めよう!という段階になって、「え?何したらいいの?」と、みなが始めている中で出遅れてしまいます。

学校や塾の授業でも、先生の話や友達の発表を真剣に聞く子と、すぐに飽きてよそ見したり、手遊びしたりする子がいますよね。人の話をきちんと聞けない子は、当然ながら授業内容を覚えていません。
だから帰って宿題をやる時、わけがわからず、適当にやります。あるいは、すぐ親に聞きます。あるいは「意味がわからん」と言って投げ出したりします。

小学校中学年になってくると、はっきり差がつきます。
そして「自分は頭が悪い」と思うようになりますし、口に出しても言います。
一方、成績のいい子は授業中、先生の講義と黒板を凝視しているはずです。

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小学生のころに人の話を聞く力のない子は、中学生、高校生になってもなかなか直りません。
また、小学生の頃は勉強ができていたのに、中学生、高校生になってできなくなった人はどこかのタイミングで先生の話を聞かなくなったケースが考えられます。

だから!
KLCでは、先生が話しているときは鉛筆を置いて聞く!⇒「聞く」「書く」の区別!
を徹底して指導していきます。


先生が黒板に説明を書くとノートに写したくなりますよね、あるいは次の問題をやりたくなっちゃったりしますよね。私もそうでしたから気持ちは分かります。
でも!
その勉強法では、家での勉強時間が何倍もかかってしまい、しかも成績の上がり方も次第にニブくなってきてしまうのです。(私自身が経験したので間違いありません)
手を動かしたくなる気持ちをぐっと押さえて、話を聞いて、頭をフルに動かしましょう。
それが一番の成績を上げ続けるヒケツです!

(注意)もちろん、「繰り返し」も重要な実力アップのヒケツですから、「聞く」とあわせてうまく使いこなしてくださいね。そうすることで、必要な繰り返しの回数=勉強時間が減るということす。


さあ、KLCの2学期がスタートしました。
「聞く」「書く」を区別して頑張っていきましょう!!!


    倉敷校/前