ラーメンより笑顔/庭瀬校・松浦校長ってこんな人

2024年2月21日庭瀬校

こんにちは。
KLCセミナー庭瀬校のとある土曜日のこと。
昼前から受験生が何人も自習室に来て勉強していました。

先生は交代でお昼ご飯を食べます。
松浦校長のお昼の番。レンジにラーメンをセットして、あたたまるのを待っているとき、
一人の生徒が質問に来ました。松浦校長に質問があるようです。

「よーし!よく来たね」と生徒の質問を聞き、解説や類題、
さらに少しの雑談まで交えながら生徒とお話しすること約30分。
その生徒は質問に来たのにたくさん笑い、笑顔で自習室に戻って行きました。

電子レンジの中で汁を吸い切ってうどんみたいになった冷めたラーメンをすすりながら
『生徒が「分かった!」と笑顔になる。これが大事!』 と松浦校長。


・・・本当にすごいです。

松浦校長には、小学生、中学生、高校生どの学年の子も質問に来ます。
どんなに忙しくても断りません。そして生徒は笑顔になって帰っていく。
だから、どの生徒もまた松浦先生に質問に来たくなるのです。

そりゃあそうですよね。
お腹ペコペコの時のおいしいラーメンよりも生徒の笑顔の方が優先順位高いのですから、
そんな気持ちが伝わらないはずがないのだと思います。

ほかにも、松浦校長は、
・校舎内外に落ちているゴミ拾いや、夜のゴミ出し、
・生徒が飲むお茶つくりや、その片付け、
・アルバイトのスタッフにコピー機の使い方を丁寧に説明してあげたり、
・校舎前での毎日の授業前後の生徒たちの送り迎え、
さらに
・生徒や校舎の写真撮影やこのブログの執筆、
・生徒一人ひとりへの声掛けや面談、質問受け、
・アルバイトの先生一人ひとりへの声掛けや面談、時には人生相談まで!

などなど、、、もう挙げたらキリがないのですが、
普通の校長だったら下っ端の先生に「やっといて」とやらせてしまいそうな些細な業務まで、
とにかく何でも率先垂範(そっせんすいはん)して自らやられます。
そしてその一つ一つがあの質問受けのように感動的にクオリティ(質)が高いのです。

「雑用」(ざつよう)という仕事はないと言います。
すぐ終わる小さな仕事も、偉い人がやるような仕事も同じ仕事。
その一つ一つを区別なくどれだけ心を込められるかが仕事の基本。


だからこそ庭瀬校は、開校してわずか数年で、KLCセミナー全校舎の中で、小学生、中学生ともに最大の人数を抱える大規模校舎に成長したのでしょう。



冷めたラーメンをすする松浦校長の姿を見て、ある話を思い出しました。
ここに出てくる校長先生は、まさに松浦先生です。

ではどうぞ。
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広島のとある高校で実際にあった出来事です。

その高校にはA子さんといって小児マヒで足が不自由な上、
言語障害もあるというハンディを背負った女子生徒がいました。

校内での夏の水泳大会の選手選びのときです。
クラス代表の4人の選手のうち3人はすんなり決まり、
あと一人がなかなか決まらない。

そうこうするうち、クラスのいじめっ子グループが
「A子に出てもらおうや」と言い出したのです。
「そうじゃ、A子がええ」という同調の声。
ひやかしでA子は選手にされてしまいました。

そして、その水泳大会の日がやってきました。
一人二人と泳ぎ、とうとう彼女の順番がきました。

でも、泳ぐなんてとても。
1メートル進むのに2分もかかってしまうのです。
まわりからはワァワァという奇声が聞こえてきます。

でもやっとプールの中程まで進んだ、その時です。
一人の男の人が背広を着たままザブンとプールに飛び込んだのです。

そして、彼女のそばに行って
「がんばれ!がんばれ!」
と声をあげて励ましながら彼女と一緒に進みだしました。

その背広の人はなんとその高校の校長先生だったのです。
一瞬にして奇声も笑い声も消えました。
そして、みんなが声を出して彼女の応援を始めたのです。


長い時間をかけて彼女が25メートル泳ぎ終わった時には、
友だちも先生もそしていじめっ子グループもみんな泣いていました。


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この校長、まさに松浦校長とダブります。

KLCセミナー庭瀬校で松浦校長から学んでいるのは生徒=みなさんだけではありませんよ。
私たち庭瀬の先生たちも松浦校長から日々学ばせていただいているおかげで、
みな、自分のラーメンより生徒の質問、笑顔を優先しますね。
私も今なら、スーツのままプールに飛び込める・・・かな。(笑)


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