きみたちはなぜ冬期講習を受けるのか

岡山校

 こんにちは、宮崎はy 講習の申込書を配布しています。必ず提出してくださいね。
突然ですが高校生のみなさんに聞きたい。いつも講習をむかえるたびに思うのですが、皆さんは長期休暇中に何をしていますか?
 講習の授業を受けている?よろしい。では皆さんはなぜ講習の授業を受講するのですか????

そういうものだから
とれっていわれたから

 みなさんのこれから先の将来を考えたとき、こういった返答は先ほどの質問に対する答えとして適切ではありません。なぜか?そこには「主体性」が欠けているからです。かつて私は高1の授業が始まったとき、高校生とは義務教育の終了であるとお伝えしました。保護者の方々が、学校の先生方が、我々講師陣が、総力を挙げて戦う高校入試は終わりました。「子供に教育を受けさせる義務」は終わったのです。皆さんはこれから自立していかなければなりません。みなさんの人生を自分で決めていくのです。そして、もう大学入試で「普通科」は選べないのです。選択を後伸ばしできないのです。それを考えたとき、まず、「目標」を明確にしていただきたい。もう何度もこのブログでもお伝えしました。そしてその目標を達成するために何が必要かを考えるのです。我々のような汚れた大人どもは目標を皆さんに押し付けることができないのでs
だあーーわかってますーー!!
そうはいってもまだ受験なんて先の話だよね?具体的なレベルにまで目標が決まっていない、あるいは迷っているんよね?わかるよ、わかる、皆まで言うなっ。
であればとにかく後々困らないようにしましょう。
長期的目標がないなら、少しスパンを短くしてみましょう。

次の模試で何点取りますか?

 自分には何が足りていないかを確認するのが模擬試験ですが、同時に目標を設定し、それに向かって計画を立てる、一つのきっかけになるのもまた模擬試験です。
「前回は英語長文が取れなかったから次回は平均を上回りたい。」
「数学の確率ができなかったから次は満点取れるようにしたい。」
「国語の古典の偏差値を10上げたい」

なんでもいいから具体的な目標を作ってみましょう。模試の結果をもって「どんな目標を立てたらいいのですか」と先生に聞くのも良いかもしれません。

ではもう一度聞きます。皆さんはなぜ講習の授業を受講するのですか?

 長期休暇で皆さんが本来やるべきことは「前の学期の復習」です。「講習を受講すること」ではないです。こんなんばっか言ってたら怒られそうやけど(汗)「本来は」ですよ。2学期の授業で扱った問題をもう一度解けるという自信はありますか?ほとんどの人の答えはNoでしょう。であればなぜその復習をもう一度しないのですか?情報過剰の時代に生きていますから、いろいろな風説に流されてしまうのはしかたありませんが、勉強の基本は復習、すなわち習ったことをもう一度やってみて、自分のものにする、ということです。高校生の授業では一度は言っていると思いますが、自分が先生となって他の人に説明できるくらいにならないと「知識が定着した」とは言えないのです。苦手科目ほど復習を繰り返してください。部活といっしょでしょ。何百回もバットを振るんでしょ?授業のプリントやテキストがボロボロになるくらい繰り返してください。でもそんな時間は日頃ありませんよね。だから長期休暇は復習のチャンスなんです。そのうえで、「もう少し別の問題でチャレンジしたい」「演習量を増やしたい」「習ったことを新しい問題を解いてみて確認したい」というのであれば、そこで初めて講習の授業を受講する価値が生まれるのです。であれば講習でどんなことをするのか、が大事になってきますから、「〇〇の授業ではどんなことをしますか」と担当講師に質問をしに行きましょう。そうやって一つ一つの皆さんの行動が意味あるものになっていきます。

第35代アメリカ大統領であるJ.F.ケネディは就任演説でこう述べました。
「あなたの国家が何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国家のために何をできるのか問うてほしい」

であればT.Tsujiはこう述べましょう。
「KLCがあなたたちに何をしてくれるのかではなく、あなたたちがKLCで何をするのかを問うてほしい。」

ま、いろいろゆうたけど要は意義ある冬休みにしてね。では。

岡山校  辻