京都大学経済学部の合格体験記(R.Nさん)
僕が受験生に伝えたいのはこの3点です。①共通テストをなめるな、②得意科目を作るな、③でもやっぱり英数は得意であれ。
京都大学経済学部に合格した者です。二次の数学でミスをし、正直落ちたと思っていた矢先の合格だったので、合格したという実感はいまだにないです。僕が受験生に伝えたいのは以下の3つです。
①共通テストをなめるな
②得意科目を作るな
③でもやっぱり英数は得意であれ
①について、共通テストは重要です。
特にボーダー層の人達は。京都大学経済学部は京都大学文系の中で共通テストの配点が最も高いので、僕は割と共通テストに力を入れていました。そのおかげで、ボーダーラインを6%上回り、総点で20点程度のリードを取れました。ボーダー層は1点の差が致命的になりえるので、このリードはだいぶ大きかったです。
②について、僕の尊敬する友人(理系トップ)によると、得意科目はない方が良いそうで、僕も本試を受けてそれを実感しました。
というのも、僕は数学が特に得意で、京大実践では偏差値82.3を記録しました。しかし、本番では0完、おそらく150点中30~50点という大失敗をしました。当然、その日は「落ちた」「浪人か」と絶望し続け、ホテルへの電車も乗り損ね、メンタルは人生最悪でした。ここで切り替えて、2日目に挑めたのでラッキーでしたが、皆さんの中にはそうできない人も多いと思います。そんな人のために、「得意科目で苦手科目をカバーする」という甘い考えは捨てた方が良いです。「全科目まあまあ得意だからどれか1科目が難化しても受かる」というマインド、点の取り方が理想です。
③について、②と真逆のことを言いますが、受験で大事なのは英数です。
某東大逆主席Youtuberも言っていました(笑)。文系の場合、他教科で差はつきづらいです。よって、②かつ③を満たすためには、英数ができることが必要条件で、かつ他教科も苦手でない程度にはできることが十分条件だと言えます。整数問題の定番ですが、まず必要条件を満たしましょう。③を満たして、次に②を目指しましょう。
努力することは、③の必要条件でもあります。よって、受験生はまず努力をする必要があるのです。
基本情報