山口大学工学部応用化学科の合格体験記(T.Iさん)
大学入試は人生の大きな転換点ですが、そこがゴールではない。夢をかなえるには色々な道があることを知って、自分の可能性を信じて未来を歩んでほしいと思います。
私は山口大学工学部応用化学科に前期入試で合格しました。私がこの学部を選んだのは将来化粧品の研究がしたいという夢があったからです。
ところで、皆さんは将来の自分の姿をはっきりと思い浮かべることはできますか?高1のときの私は未来のことなんて分からない、そんなことより今を懸命に生きることの方が大切だと、そう考えながら過ごしていました。
しかし、選択の時は突然やってくるもので、進路選択でとても苦しい思いをしました。はっきりとしない将来について悩み、どうしたらいいか分からない日々が続きました。そんな中でも私が進路を決めることができたのは、やりたいことを見つけられたからです。進路選択までに進路について調べたり、オープンキャンパスに積極的に参加することで自分の目標や視野を広げることができ、その結果こうありたいという意思を持ち合わせることができたと思います。これだけは譲れない、こんな大学生になりたいというイメージだけで十分です。そこから広げて進路を決めていけばいいと思います。そして進む道が決まったら、あとはひたすらに進むだけです。特に、自分のペースで勉強できる場所とリズムを作ることが大切です。私の場合、家では勉強ができなかったので、放課後学校に残って勉強していました。友達や先生が近くにいるため緊張感をもって取り組めたり、質問ができたりして集中して勉強できました。勉強法としては、教科書で知識を得て、問題集を解いてまた理解し解き直すことを繰り返していました。何度もやっていくうちに今までできなかった問題がだんだん分かってくるので、そこまでは諦めずに頑張って勉強してみてください。
最後に、一つの道にこだわり過ぎないことを覚えておいてください。志望校に向かって頑張ることはとても素晴らしいことだと思います。しかし、そこしか見えておらず、他の選択肢に気づかないということはすごくもったいないです。大学入試は人生の大きな転換点ですが、そこがゴールではないです。夢をかなえるには色々な道があることを知って、自分の可能性を信じて未来を歩んでほしいと思います。
基本情報