とりあえず5分！！
みなさん、こんにちは！磯山です。
突然ですが、みなさんは「作業興奮」という言葉を聞いたことはありますか？
私も最近聞いて知ったので紹介です！
「作業興奮」とは
何かを始める前は気が進まなくても、実際に作業に取り掛かると、次第に集中力が高まり、モチベーションが湧いてきて、いつの間にか作業に没頭してしまう心理現象のことです。
この現象は、心理学者のクレペリンが提唱したものです。
1.ドーパミンの分泌
作業を始めることで、脳内で快楽物質であるドーパミンが分泌され始めます。このドーパミンが、やる気を高め、さらなる行動を促します。
2.達成感の積み重ね
小さな作業でも、実際に手を動かし、少しでも進むと、脳はそれを「達成」と認識し、喜びを感じます。この小さな達成感が積み重なることで、さらに次の行動へと繋がり、モチベーションが高まります。
3.慣性（行動の勢い）
一度動き出すと、そのまま動き続けようとする物理の「慣性の法則」のように、人間の行動にも勢いがつきます。最初の一歩を踏み出すハードルを越えれば、あとは自然と前に進みやすくなるのです。
この作業興奮の原理を理解すると、勉強のモチベーション維持に非常に役立ちます。
「とりあえず5分だけ」から始める
「やる気が出ない…」と感じた時でも、「とりあえず参考書を開く」「問題集を1問だけ解いてみる」「単語を5個だけ覚える」など、ごく小さなことから始めてみましょう。この「とりあえず」が、作業興奮のきっかけとなります。
「よし、勉強するぞ！」と気合を入れるのではなく、「まずはこれだけやってみよう」と気軽に始めてみるのが、作業興奮を呼び起こし、効果的に学習を進めるコツです。
やる気が出ないときなど、ぜひみなさんも、まず5分だけ！手をつけるところから始めてみてください！
KLCセミナー岡山校 磯山
