台風
先週の日曜日に、台風21号がきて大雨がふったばかりなのに、もう台風22号が近づいてきています。来週に修学旅行がある生徒たちもおり、皆すごく天気をきにしています。22号は21号程規模は大きくないみたいなので、そんなに影響はでないそうですが、生徒達にとってはせっかくの修学旅行が台風でだいなしにならないかとても気がかりなようです。たしかに岡山は晴れの国のはずなのに、台風などで今年は雨の日がすごく多く感じます。
さてできればあんまり来て欲しくない台風ですが、そんな台風の渦の巻き方には種類があるのは知っていますか。
とうぜん日本は「左巻き」の台風です。
これには「コリオリの力」が関係しています。
コリオリの力とは、球体である地球が自転しているため生じるものです。球体である地球が自転しているため、仮に地球上の2つの同じ物体が静止していたとしても、赤道上にある物体の方が、極地にある物体の方よりも地球の自転方向に大きな速度で運動をしているために生じるものです。
コリオリの力は、北半球では進行方向に対して右向きに働きます。
台風の渦が反時計回りになるのは、風が中心に向かって進む際にこの進行方向右向きのコリオリの力を受けるからですね。ちなみに南半球では、反対向きになります。
日本と海外で違うわけではなく「南半球と北半球」で巻き方が変わります。そのため南半球のたとえばオーストラリアでみられる台風の渦の巻き方は、逆に「右巻き」の渦になります。
みなさんもしオーストラリアの天気予報をみるときは、渦の巻き方にも注目してみてください。
大元校 井上