英語が通じる国々「ニュージーランド」⑦
世界中の多くの国で話されている「英語」。英語を使うことで様々な国の人たちとコミュニケーションをとることができます。今回はオセアニアのこちらの国を紹介します。
英語が通じる国ファイル⑦ 「ニュージーランド」
<基本情報>
・正式名称:ニュージーランド New Zealand
・面積:約270,467km2(73位)
・人口:約5,005,882人(120位)
・首都:ウェリントン
・島国であり、二つの主要な島(北島と南島)と、多くの小さな島々からなる島国である
・19世紀中頃にイギリス領になり、20世紀はじめに独立
・環太平洋造山帯に属し、火山や温泉が多い
・人口よりも羊が多く、羊毛の産地として有名
・先住民族はマオリ
・気候は西岸海洋性気候
<ニュージーランドはどんな国?>
・北島(ノースアイランド)には、首都ウェリントンがあり、政府機関が集中している。同国最大の都市であるオークランドは、商業および経済の中心地となっている。
・南島(サウスアイランド)は、最も陸地面積の大きな島で、中心都市はクライストチャーチ。クライストチャーチと倉敷市は姉妹都市として交流がある。島の中央には「南半球のアルプス山脈」と呼ばれる南アルプス山脈がそびえる。
・ニュージーランドは日本のように四季があり、治安もいいことから留学するのに適している国だと言われている。また、ニュージーランドは留学生の受け入れる体制も整っており、観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデーなど様々なビザで留学をすることができる。・ニュージーランドは南半球にあり、主な映画製作会社がある北半球と季節が逆であることなどから、近年は映像撮影のロケーション地として需要が高い。
・ワールドカップでも注目されたラグビーニュージーランド代表が有名。通称オールブラックスは世界屈指の強豪チームであり、試合前にダンスのハカを踊ることでも知られる。国内ラグビーも世界屈指のクラブチームが揃いスーパーラグビーに参加している。
・伝統料理としてマオリの「ハンギ」がある。大きな穴に石をつめ、火でその石を熱して石が焦げた後、葉っぱや麻袋に包んだ食べ物をこの地面のオーブンに入れて調理する料理。ハンギやバーベキューなどみんなで集まって料理を食べるのが好き。
・ニュージーランド人はお酒が大好き。ビールやワインを好んでみんなで集まって飲む。ニュージーランドは、おいしいワインの産地でもある。比較的冷涼で穏やかな気候風土のため北島、南島の各地で生産される。さわやかで口当たりが良いのが特徴で、1970年頃から国際的に知られるようになった。
・マオリ語の発音は、日本語のローマ字読みとすごく似ていると言われる。例えば魚売り場に行けばFishと書いてある横にはIka(イカ)と書いている。マオリ語では魚の事をIkaという。食べ物をKai(カイ)、雲の事をAo(アオ)、洞窟をAna(アナ)、突くというのをTuki(ツキ)、膨らむというのをPuku(プク)と言った感じで、日本語と似ている単語が多い。
・ニュージーランドの国鳥はキーウィというニュージーランド固有の鳥。飛べない鳥であるゆえに外敵の哺乳類に卵や親が捕食されるケースも多く、現在では絶滅危惧種に指定されている。もともとニュージーランドの国土は、コウモリとオットセイ以外の哺乳類が存在しない島でら、鳥たちは外敵から飛んで逃げる必要がなく、多くの鳥の羽が退化した。ところが、マオリ人の到来やヨーロッパ人の入植とともに森が開拓され、外敵となる哺乳類が持ち込まれたことで、飛べない鳥たちが捕食され、個体数が激減し、多くの鳥たちを絶滅に追い込んだという悲しい歴史がある。そのため近年では、キーウィを繁殖させて森に戻すためのプロジェクトが全国各地で行われている。