最後にひとつ、伝えたいこと
大高校の杉本です。
このたび、私は2月一杯で大高校を離れ、3月から岡山校に移ることになりました。
また、国公立2次試験も本番を迎え、その意味でも多くの方々にお別れを述べねばなりません。
そこで最後にひとつ、どうしても伝えておきたいことを、ここに記しておきます。
みなさんは、子供です。
子供には、力がありません。
肉体的な力、知識、経済力、人生経験、政治力、はたまた法的に認められる諸々の権利にいたるまで、さまざまな面でみなさんは大人より劣っています。
ですから、「力のある」大人たちは、みなさんに色々なさしずをするでしょう。
親も、先生も、塾の講師たちも、テレビに出ているような人々も、色々なことを言うでしょう。
「あれをしろ」「これをしろ」
「あれはやってはだめ」
「こんな人間になれ/なるな」
などなど……
そんな命令は、全部、
ぶっとばしてOK。
大人の命令になんて、
したがわなくてよろしい。
私は昔、「よい子」でした。
言われたことをマジメにやって、
しかられないように顔色を見て、
「正しく」生きようと、そればかりを考えていました。
なにしろ、まあまあ頭のいい子だったので(自慢じゃないですよ!)
それで、うまくやれてしまったのです。
でも、年をとって、大人の立場になったとき、見えてしまったのです。
かつて大人たちが言っていたことが、まちがいだらけであったことが。
そして今も、周囲の大人たちは、まちがいを言いまくっていることが。
ですがもちろん、その中には正しいことだってある。
だから、あなたが自分で決めてください。
何が正しくて、何がまちがっているのかを。
「誰かがこう言っていたから正しい」
「誰かがこう言っていたからまちがい」
そんな思い込みを、捨ててください。
あなたは、何がしたいのか?
そのために、何をすればいいのか?
大人にそれを決めてもらったとき、
あなたは、大人の都合のいいように利用されているだけです。
あなたのやるべきことは、あなた自身が、あなたの都合で決めるのです。
それは、けっこうしんどい生き方ですけれど。
でも、ぜひ試してみてほしいな、と思います。
これも、ひとりの大人のたわごと。
ではみなさん、さようなら!
岡山校で、また会いましょう。
大高校 杉本