【岡山市 塾】中学受験国語で記述がスラスラ書けるようになるには?【適性検査・県立中高一貫校】

皆さん、こんにちは。KLCセミナー岡山校です。
はじめに
「国語は結局センスの科目ではないか」
中学受験を目指すご家庭から、このような相談を受けることは少なくありません。
- 記述問題になると手が止まる
- 本文は読めているはずなのに点数が取れない
- 模試によって点数のブレが大きい
このような悩みを抱えている場合、原因は読解力ではなく「解き方」にあることがほとんどです。
実は、国語の記述問題には再現性のある解法があります。
算数に解法があるように、国語にも点数を取るための手順があります。
今回は、中学受験の国語記述で安定して得点するための「3ステップ解法」を紹介します。
国語の記述問題は再現性が重要
国語が得意な子と苦手な子の違いは、才能やセンスだけではありません。
安定して得点できる子は、
「問題を見たら毎回同じ手順で解く」
という習慣を持っています。
一方で苦手な子は、
- なんとなく本文を読む
- なんとなく答えを探す
- なんとなく記述を書く
という状態になりがちです。
これでは文章が変わるたびに結果も変わってしまいます。
大切なのは、どんな文章が出ても同じ手順で解けることです。
そこでおすすめしたいのが次の3ステップです。
国語記述の3ステップ解法
STEP1 問題文をしっかり読む
多くの子どもは問題を見るとすぐに本文を探し始めます。
しかし、本当に重要なのは問題文です。
例えば次のような問題を考えてみましょう。
棒線部について、筆者が小学生のときにはどのような気持ちを抱きながら生活していたとありますか。
この問題では、
- 筆者
- 小学生のとき
- 気持ち
というキーワードが重要になります。
ところが実際には、
「棒線部があるから、その近くに答えがあるだろう」
と考え、本文をやみくもに探してしまう子が少なくありません。
まずは問題文を丁寧に読み、
「何について聞かれているのか」
を明確にすることが第一歩です。
STEP2 問題文のヒントが本文のどこにあるか探す
問題文を読んだら、そこに書かれている内容が本文のどこにあるか探します。
先ほどの例であれば、
「筆者が小学生のとき」
という条件に注目します。
すると本文中に、
私が小学生のころは〜
あるいは
中学入学前までは〜
などの記述が見つかることがあります。
記述問題では、答えを自分で考えるのではなく、まず本文から探すことが重要です。
国語の記述は作文ではありません。
本文の内容を根拠にして答える問題です。
STEP3 条件に合わせてまとめる
最後は見つけた内容を答案としてまとめます。
ここで意識したいのが「答え方の形」です。
例えば、
- どんな気持ちですか → ○○な気持ち
- どんな経験ですか → ○○な経験
- どういうことですか → ○○なこと
というように、問題文に合わせた終わり方が必要になります。
例えば本文に
とてもいらだたしい気持ち
と書かれていた場合、
○ いらだたしい気持ち
は正解になりますが、
× とてもいらだたしい
では不十分です。
本文を見つけるだけではなく、聞かれた形で答えることも重要なのです。
応用① 穴埋め問題の解き方
中学受験では穴埋め問題も頻出です。
例えば、
「 」を忘れずに頑張ること。
という形式の問題があったとします。
このときは空欄の前後に注目します。
今回であれば、
忘れずに
という表現がヒントになります。
本文の中に、
- 忘れないようにする
- 忘れてはいけない
- 常に意識する
など似た意味の表現がないか探します。
難関校の問題ほど、問題文と本文が全く同じ表現になっていることは少なくなります。
言葉そのものではなく、意味の一致を探すことが大切です。
応用② 複数要素問題の解き方
記述問題では、答えに複数の要素が必要になることがあります。
例えば本文に、
Aが大切だ。
さらにBも大切だ。
と書かれていれば、
AすることとBすること
のように両方を入れる必要があります。
そこで重要になるのが、
並列と言い換えを見分けること
です。
並列とは
並列とは、同じ立場のものが並んでいる関係です。
例えば、
私はトマトときゅうりが好きです。
では、
- トマト
- きゅうり
が並列です。
どちらも答えに必要になります。
言い換えとは
一方で、
読書は心の栄養である。
本を読むことは人を成長させる。
の
- 読書
- 本を読むこと
は同じ内容を表しています。
これは並列ではなく言い換えです。
記述では、
- 並列なら漏らさない
- 言い換えなら重複しない
という意識が必要です。
応用③ 字数制限への対応
記述問題では字数制限に悩む子も多くいます。
字数が足りない場合
まず疑うべきは、
並列要素の見落とし
です。
また、上級者向けの方法として、
対比関係を利用する
という方法があります。
例えば、
一つ一つの細かな部分に目を奪われるのではなく、全体の姿を俯瞰し、物事の本質を捉えること。
という答案があったとします。
ここには、
- 細かな部分 ⇔ 全体の姿
- 目を奪われる ⇔ 俯瞰する
という対応があります。
しかし、
- 物事の本質を捉える
に対応する前半部分がありません。
そこで本文を見返し、
その場限りの現象にとらわれる
という表現を見つければ、
一つ一つの細かな部分に目を奪われ、その場限りの現象にとらわれるのではなく、全体の姿を俯瞰し、物事の本質を捉えること。
と補うことができます。
対比の片側だけになっていないか確認することで、要素の抜けを防げます。
字数オーバーの場合
字数が多すぎる場合は、
短い言い換えを探す
ことが基本です。
例えば、
- 一つ一つの細かな部分 → 細部
- 全体の姿を俯瞰する → 全体を見渡す
などに置き換えられます。
また、
- 同じ内容を繰り返していないか
- 言い換えを二重に書いていないか
も確認しましょう。
3ステップ解法の効果
この方法を続けることで、次のような効果が期待できます。
解くスピードが上がる
問題文を先に分析するため、探すべき内容が明確になります。
無駄な読み返しが減り、解答時間を短縮できます。
迷いが減る
毎回同じ手順で解くため、
「なんとなくこれかな」
という感覚的な解き方から卒業できます。
部分点が取れる
並列や対比を意識することで、要素の抜け漏れが減ります。
結果として部分点を積み重ねやすくなります。
模試や本番で再現しやすい
どの文章でも同じ流れで考えられるため、得点が安定します。
まずは問題文を読む習慣から
3ステップ解法は一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは問題文を読んだときに、
- 誰の話か
- いつの話か
- 何を聞かれているのか
- 条件は何か
を確認し、大事な部分に線を引く習慣をつけましょう。
それだけでも国語の解き方は大きく変わります。
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まとめ
国語の記述問題はセンスではありません。
大切なのは、
- 問題文をしっかり読む
- 本文の該当箇所を探す
- 条件に合わせてまとめる
という再現性のある解き方を身につけることです。
「なんとなく解く国語」から卒業し、「根拠を持って解く国語」を目指しましょう。
この3ステップを意識するだけでも、記述問題の正答率は大きく変わるはずです。
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