数学を解くことができる人とできない人④
芳泉校の猪股です。
本日は久方ぶりの数学講義です。
テーマは「目標設定」です。
数学の問題で問われることは大抵
「~の値を求めなさい。」,「~を証明しなさい。」など
です。その「~」の部分が目標です。それを求めるために,生徒のみなさんは色んな方法を考えていくはずです。
しかし,数学のできない人の特徴がここに現れます。
その「~」の部分を,気持ちいいくらい投げ出してしまうんです。そして,与えられた条件式をただ変形していき,数式のラビリンスへ直行します。・・・・・・ゴールのないマラソンってしてみたいですか?少なくとも私は嫌です。
ここを少し立ち止まって考えるだけで,数学の問題の見え方は変わります。
少しポイントを挙げると
未知のものは何か。
条件は何か。
条件を数式で表せるか。
図をかけるか。
適当な記号を導入できないか。
問題をいいかえることができるか。
今まで解いた問題と似ていないか。
与えられた条件だけで解くことができるのか。
隠れた条件はないのか。
などでしょうか。数学のできる人はこのようなことを問題を眺めて考えているのです。
そして,その思考力が応用問題に対して効果を発揮していきます。
本当に基本的なことですが,「考える」ことを意識してみて下さい。