学ぶ目的/日本人を救出せよ!トルコ航空救出劇

2024年5月10日庭瀬校


みなさんこんにちは!
ゴールデンウィークも今日6日で終わりですが、塾の授業は今日6日(月)から再開します。
みなさんは、どんなゴールデンウィーク(GW)を過ごしましたか?
私は2つのことに挑戦しました。


◎【1】3年ぶりにテニス◎
3年ぶりにテニスを復活させました。
2回ほど練習(準備)した上で4月末に久々に小さな試合に出てみたところ、3年前は勝てていたであろう人たちにボコボコにやられてしまいまして、、、

「これは悔しい!」と一念発起し、その時に会った旧友からの誘いを受けてゴールデンウィーク中に3日ほど練習しました。この練習でも、返せるはずのボールが返せなかったり、足が動かず追いつけなかったりと、情けないプレーぶりで、なかなか以前の調子に戻らないので、「もっとハードな練習をしなきゃ」と、とあるテニススクールの門を叩いて入門することにしました。

すると、無料体験レッスン初日(塾の体験授業みたいです。(笑))に、コーチが教えてくれたのは、私が40年余りテニスをやってきてまったく知らなかった、テニスの試合(ダブルス)のある状況における『予測』とか、『準備』についてでした。
目からウロコで、まだまだ知らないこと、勉強しなくちゃならないことがあるのだと感動、やる気もアップしましたね。

小さな試合で優勝を飾れるまで、しばらくは休日の一定時間をテニスにかけるつもりです。朝と夜の仕事後に少しですがトレーニングもしていきます。(『毎日計算練習すべし!』とみなさんに伝えているのと似ていませんか。)


◆【2】トルコ語の自学を始めました◆
もう一つ思い立って、トルコ語の勉強を始めました。
ベトナム在住中はベトナム語をカタコトくらい話せていました。英語でもコミュニケーションできますが、さらに現地の言葉も話せると、現地の人は喜ぶし、より心も開いてくれやすくなります。

↑ベトナムで、社会人教育をする会社で働いていた時。難しいセミナー(研修)に日系企業約10社から幹部候補生の高学歴で賢いベトナム人スタッフたちが受講してくれ、私はベトナム語・英語の2か国語で短い講義を担当しました。この後参加者たちの打ち上げ(お疲れ様会)に「前さんも一緒に来てよ~」とご招待いただきました。


トルコはすごく”親日”(日本のことを好いてくれているようです。日本とトルコのエピソードについて以下に掲載します)で、その様子をいつか現地に行って見聞きしてみたいと、かねてから思っているからです。
まだ数日やっただけですので、挨拶とか自己紹介ができる程度ですが、リスニングも含めてもっともっとやっていこうと思っています。いまはインターネットとかYoutubeでいくらでも勉強できるので本当に便利な時代ですよね。




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ここからトルコと日本のエピソードの紹介です。
小学校の道徳の授業で扱われているらしいので、知っている/覚えている人も多いと思います。
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「今から48時間後、イランの上空を飛ぶ全ての航空機を撃墜する」

イラン・イラク戦争の真っただ中の1985年3月17日(私は高校2年生でした)、イラクのフセイン大統領がイランに対して攻撃予告。
当時、石油ビジネス関連の商社マンを中心に約200名の日本人がイランの首都テヘランに住んでいました。

彼らにしてみたら突然告げられた避難勧告。
その当時は日本とイラン間の航空便は未就航で、残された日本人には帰国の手段がなかったのです。


そこでイラン大使(イランに在住している日本人の大使)は日本政府に対して緊急の飛行機の手配を要請します。
依頼を受けた日本政府は自衛隊機の派遣を検討するも法律により飛ばすことが不可能。


さらに日本航空に臨時便を要望するも「乗務員の安全が確保されない状態では出発できない」という理由でやはり拒否されました。


この48時間以内にイランを脱出できないと、イラクからの攻撃に巻き込まれるのは必至。にもかかわらず、現地に残された日本の民間人215人の救出は絶望的な状況……。



そんな絶望的な状況に思わぬ国から救いの手が差し伸べられるのです。


事態を知ったトルコのオザル首相が
「我が国が飛行機を出そう。私たちは日本人に恩返しをしなければいけないからね。」と声明を発表。
ただちにトルコ航空のパイロットの志願者が募られます。


「テヘランで助けを待っている日本人がたくさんいる。
非常に危険なフライトである。それでも飛んでくれる者は手を挙げてくれ。」



一瞬の静寂の後、その場にいた全員が手を挙げ立ち上がったのです。

トルコ入門(地理編) yonlee.hatenablog.com より

すぐ様イランの首都テヘランに向けて2機の特別機が飛び立ちます。
「救援機が到着しました」と日本人向けのアナウンスが空港に流れます。
テヘランに到着した航空機は日本の民間人215人全員を乗せ、急いで滑走路を飛び立ったのです。

航空機がテヘランの地を離れたのはタイムリミット(ミサイルが飛んで来る)までわずか75分。
こうして日本人たちは安全なトルコ領空へと無事に退避することができたのです。



もちろんテヘランには多くのトルコ人もいました。
トルコ政府は自国民には陸路を経由して避難させるという決断を下します。
飛行機での避難を期待していたトルコ人は車で脱出することに。
ですがトルコ政府に対して不満を示したトルコ人は誰一人としていませんでした。


なぜトルコが自国民より日本人を優先して救出したのか?
日本政府もメディアも助けられた日本人もその理由がわかりませんでした。

その後に駐日トルコ大使のネジアティ・ウトカン氏はこう語っています。
約100年前のエルトゥールル号の事故に際して日本人がなしてくださった献身的な救助活動を今もトルコの人たちは忘れていません。
私も小学生の頃、歴史の教科書で学びました。
トルコでは子どもたちでさえエルトゥールル号の事を知っています。
今の日本人が知らないだけです。

それでテヘランで困っている日本人を助けようとトルコ航空機が飛んだのです。
私たちはエルトゥールル号の借りを返しただけです。

※ぜひエルトゥールル号の事故(1891年)のことは調べてみて下さい。

【まとめ】

外国語を学ぶ目的
トルコ人(のみならず、世界の多くの国の人々)から日本人への期待度はそれはすごいものがありそうです。
アニメの主人公みたいに、日本人というのは人々の幸せと平和のため、友や弱き者を助けるためにすべてをかけるメンタルを期待されているような…。冗談めかして言いましたが、当たらずとも遠からずです。


いつか直接会ったときに、「なんだ、日本人ってこんなものなの?」とは思われたくないです。
その時に、日本人として誇るべき姿勢や考え方を英語や現地の言葉で示すことができたら、と思います。

トルコ語でなくても、みなさんは英語を勉強していますね。
外国語を勉強する目的の一つが、そんな<将来の場面での自分の振る舞いに生かすこと>と位置付けると、英語の学び方も少し変わってくるのではないでしょうか。
大事なのは、英語を習得して、テストでいい点を取るだけにあらず。
将来海外の人と接したり一緒に仕事をしたりしたときに、どれだけ日本人らしさを発揮できるかが、真に大切だと思うのですよ。

目の前で醜い争いが起こっているとき、あるいは利己的な意見が交わされているとき、
「ちょっと待って。目先の自分の都合を優先してお互いが幸せになるのかい?こちらの利己的な選択は相手も気づくだろうから、いずれ私たちから離れていくよ。今は私たちが少しくらい損しても相手のことを優先(利他的な選択)しようよ。そうすると、めぐりめぐって必ず私たちの利益となって返ってきますよ!」
そんなことが心から主張できるのが世界中で私たち日本人だけの強みだと私は思います。(もちろん異国にもそんな人はいますが)

グローバル化、ボーダレスの時代。
将来、仕事や私生活で異国の人と触れ合う場面はきっとあなたに訪れます。
来るべきその場面で、日本人らしさをもって切り込んでいけるか、手を差しだすことができるか。

それこそが外国語を学ぶ目的だと私は思います。


目標に向かう質の高い努力
普段から私は、生徒のみなさんに「目標に向かう日々の努力が大事」「反復練習の質が大事」といった話をしているので、当の本人が目標に向かった努力をしていないと説得力が薄れると思います。
テニスでは、夏までにどこかの大会で優勝するのを目標にしています。達成できたらまたご報告しますね。まぁ、必ず達成しますが。(笑)




英語に限らず、どんな教科でも同じです。
目先の目標……終わらせるだけの宿題、テストで点を取るためだけの勉強、合格するためだけの勉強だけでは、そこそこまでしか届かないでしょう。
学ぶ目的はずっと先に置くべきだと、私は思います

そうしてこそ努力の質がさらに上がり、あなたの成果をぐっと高いものにしてくれるはずです。


では、
5月もがんばって行きましょう!    

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