クリオネ
これは何でしょう?
答えは、クリオネです。
クリオネは、大きくなっても体長は2~3cmにしかならず、体が半透明で、内臓器官などが透けてピンク色に見えます。
その見た目と羽のような「翼足」をパタパタさせながら泳ぐ姿から「流氷の天使」とも呼ばれています。
このかわいらしい生き物は、実は巻き貝の仲間です。
ですが、貝殻がないので魚などに食べられないように、体を半透明にして出来るだけ目立たないようにしています。
そして、こんなに愛らしい姿をしているクリオネですが餌を捕食するときには、天使とは程遠い姿になります。頭のように見える部分から六本の触手を伸ばし、それで餌を抱え込むようにして、養分をゆっくりと吸収していくのです。
おどろきですね。
海の中にはまだまだおもしろい生き物がたくさんいます。 皆さんも水族館や動物園の生き物をただ見るだけではなく、その生き物の生態まで調べてみると、より楽しめると思いますよ。