後ろ向きじゃだめだよ~エレファントシンドロームの話~

庭瀬校

最近、「西丸先生がやせていた時の写真」がトレンド入りしている庭瀬校です。

庭瀬校舎の過去の写真フォルダーを探してみたのですが、なかなか見つかりません。でも上の写真は今より少しシュッとしていませんか。
テニスしていたころの【スリム西丸】の写真はいまだに彼の携帯の中だけに保存されています。


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さて話変わって・・・。

数年前にも書いたのですが、最近ある学年の授業で生徒さんたちに話した「エレファントシンドローム(象症候群)」というものについてご紹介させてください。


インドでは昔から象(=エレファント)が人を運ぶ交通機関の役割を果たして来ました。その象を調教するために、子供の象の頃からロープで杭(くい)につないで育てるそうなんです。
当然子象は最初は必死に逃げようとするのですが、子象の力ではロープをちぎったり杭を抜いて逃げられません。

すると、そのうち子象は
「逃げようとしたってどうせムリだ・・・」
と逃げようとしなくなるのです。
像

そうやって育てられた象は、大人になってロープを引きちぎるのに十分な力を持つようになっても、
「昔試したから分かるんだ。
 どうせ逃げられないんだよ・・・」


と、ちょっと力を入れたらすぐにちぎれて抜けるような細いロープ、小さな杭につながれていても、もう逃げようとしなくなるのだそうです。


この「どうせ頑張ったってムリだ」と思い込んでやろうとしなくなることを
「エレファントシンドローム」と言うのです。

象に限らずほとんどの動物にはこのような調教の効果が見られるそうです。「パブロフの犬」という実験も有名ですが、「思い込み」という点で似たようなものではないでしょうか。

かわいそうな象さん。。。
出来るかどうか、やってみなきゃ分からないのに、、、
そして、そこには無限のチャンスがあるのに、やる前からあきらめてしまう、、、
そんなもったいないことないですよね!

苦手科目になると
「どうせ私なんてムリ・・・」
というマイナス思考が出てしまいがちな人はいないでしょうか?


地球上で私たち人間だけが、このエレファントシンドローム~マイナス思考の呪縛~を断ち切って挑戦できる動物なんだそうです。
勉強でもスポーツでもダイエットでも、「ムリ」って思ったらそこでできなくなります。

まず目標を持ちたいですね。
実現できるかどうかはぜんぜん二の次!
まずは目標立てて頑張って見ましょう。
頑張れるだけ頑張って、その後でもし目標を見直す必要があれば見直せばいいだけです。

その挑戦の過程で、きっとあなたは大きな成長を果たしていることでしょう!



(おまけ)
うちの長女(小2)が料理をよく手伝ってくれるのですが、タマネギを切るのだけは「目が痛いからやだ~」と言っていたのが、学校で友人から聞いて、昨日水中メガネをしてタマネギを切る技に挑戦して見事成功!
おいしいカレーができました。

       庭瀬校・前