岡山の公立高校入試|合格に必要な内申点と当日点の目安と、内申点の上げ方【岡山市 塾 KLCセミナー】

岡山の公立高校入試の合格の目安は、3年間オール4(内申点160点)と当日の得点率7割。内申点は中1から積み上がり、「主体的に学習に取り組む態度」で差がつきます。
岡山県の公立高校入試(一般入試)の配点の仕組みと、合格に必要な内申点・当日点の目安、内申点の上げ方を、KLCセミナー岡山校の「高校入試完全攻略セミナー」の内容から講師が解説します。
- 岡山県公立高校入試の配点(当日350点・内申点200点)と内申点の内訳
- 上位校の合格に必要な内申点と当日の得点率の目安
- 合否を決める「相関表」の見方
- 通知表の「3」の意味と、内申点を上げる5つの行動
- 大学入試から逆算した高校の選び方
目次
岡山の公立高校入試は「内申点200点」と「当日の点数350点」で決まる
岡山県の公立高校入試(一般入試)は、学力検査が5教科×70点で350点、内申点が200点の合計で合否が決まります。結論から言うと、合格の目安は3年間オール4(内申点160点)と、当日の得点率7割です。そして内申点は、中3だけでなく中1から積み上がっています。
3年間オール4で200点中160点。岡山市内の上位校でも内申点で困りにくい。
350点満点で245点前後。倍率が高い年はこの数字を目指す。
200点のうち90点は中1・中2の評定。中3からでは取り返しにくい。
通知表の3は達成度50%以上75%未満。「少し足りない」と受け止める。
内申点200点の内訳|中3の実技4教科は3倍
内申点は、9教科の5段階評定(通知表の数字)から計算します。中3の比重が大きいのは確かですが、中1・中2の90点もそのまま合否に使われます。
| 学年 | 計算 | 満点 |
|---|---|---|
| 中1 | 9教科×5段階 | 45点 |
| 中2 | 9教科×5段階 | 45点 |
| 中3 | 5教科×5段階×2倍+実技4教科×5段階×3倍 | 110点 |
| 合計 | 200点 |
3年間オール4なら、中1が36点、中2が36点、中3が40点+48点で88点。合計でちょうど160点です。
合格に必要な内申点と得点率の目安
KLCの資料では、岡山市内の上位校で合格に必要な内申(9教科45点満点)は、おおむね37〜40が目安です。オール4なら36なので、まずはオール4が1つの基準になります。そのうえで、当日の得点率は7割が目安です。
- 内申が40前後あると、当日の得点率が6割台でも合格している例がある
- 内申が目安より低いと、当日は7割以上が必要になる
- 倍率が1.2倍を超える年はこの目安どおり。倍率が低い年は、もう少し低くても合格できる
目安は「ここまでなら大丈夫」という数字ではなく、「目指すべき数字」として見てください。
合否は「相関表」で決まる|内申点と当日点のどちらか一方では決まらない
合否は、横軸に内申点、縦軸に当日の点数をとった「相関表」で決まります。両方が基準を超えた右上が合格ゾーン、両方が届かない左下が不合格ゾーンです。
| 位置 | 状態 | 結果 |
|---|---|---|
| 右上 | 内申点も当日点も基準以上 | 合格ゾーン |
| 左上 | 当日点は届いているが、内申点が少し足りない | 各高校の判断 |
| 右下 | 内申点は届いているが、当日点が少し足りない | 各高校の判断 |
| 左下 | どちらも基準に届かない | 不合格ゾーン |
たとえば内申点が同じ130点でも、当日が240点なら合格に近づき、140点なら届きません。片方だけでは決まらない、というのが大切な点です。なお、各種検定や部活動の実績は調査書の「総合所見」の扱いで、合否で大きく重視されるものではありません。
当日の点数で差がつくのは英語
今年の学力検査の結果を見ると、数学と国語は平均点のまわりに点数が集まっていました。いっぽう英語は点数のばらつきが大きく、得意・不得意がそのまま得点の差になっています。理科と社会も、英語に近い傾向です。
英語の苦手は、高校に入ってからも尾を引きやすい教科です。中学のうちに手を打っておきたいところです。
通知表の「3」は普通ではない|評定の基準
| 評定 | 目標の達成度 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 5 | 90%以上 | 特に程度が高い |
| 4 | 75%以上90%未満 | 十分満足できる状況 |
| 3 | 50%以上75%未満 | おおむね満足できる状況 |
| 2 | 30%以上50%未満 | 努力を要する状況 |
| 1 | 30%未満 | 一層努力を要する |
3の幅はかなり広く、「普通」ではなく「少し足りない」と受け止めてほしい評価です。オール3だと9教科で27になり、県内の上位校はどこも合格が厳しくなります。
中1・中2がオール3なら内申点は54点です。160点に届かせるには、中3でほぼオール5(110点中106点)が必要になります。一つひとつのテストと提出物が勝負で、「中3になってから頑張る」では間に合いません。
内申点を上げる方法|「主体的に学習に取り組む態度」を見せる
評定は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で決まります。このうち差がつきやすいのが「主体的に学習に取り組む態度」です。3がつくのは、嫌われているからではなく、「主体性がない」と判断されていることが多いのです。
- 提出物を、当たり前に出す
- 授業のメモを残す
- 授業中に発言する
- プラスアルファの課題にも取り組む
- 基本問題は、テストで確実に解く
実際に、中1の自己診断テストが500点中258点、内申点が45点中30だった生徒が、中3で410点、内申点42まで伸ばし、岡山操山高校に合格しています。内申点は、取り組み方しだいで上がります。
宿題は「出される前」にやる
いま、宿題を出さないことが当たり前になりつつあります。学校が生徒を追い詰めない指導を大切にしていることや、宿題を細かく見る時間がとりにくいことなど、原因はいくつも重なっています。お子様だけが悪いわけではありません。
それでも、提出物は評定に直結します。ワークの多くはテスト前にまとめて出されるので、出される前に進めておくのがおすすめです。
- 定着授業の内容が、その週のうちに定着する
- 反復テスト前に、同じ問題を繰り返し解き直せる
- テスト勉強宿題に追われず、自分のための勉強に時間を使える
今の子どもたちは「提出物を出しなさい」の一言だけでは動けません。なぜ宿題をするのか、どんな意味があるのかを大人が説明し、納得してはじめて、自ら動けるようになります。
大学入試から逆算して高校を選ぶ
高校選びでは、その高校で校内順位がちょうど真ん中の生徒が、どの大学を目指せるかを見てください。真ん中にいると「自分は普通だから大丈夫」と感じて、危機感を持ちにくくなります。KLCの調査では、県内の進学校でも、校内で真ん中だと国公立大学は学力だけでは届きにくいという結果が出ています。
KLCが高校生に「中学生のうちに、もっとやっておけばよかったこと」を聞くと、学習面の回答が合わせて90%でした。高校で成績を落とさないためには、中学のうちに次の5つを整えておくことが大切です。
大学入試では総合型選抜と学校推薦型選抜が広がっています。学校推薦型選抜には高1からの評定が、総合型選抜には志望理由書・面接・小論文の数か月の準備が必要です。志望が早く決まっているほど、勉強の進め方を迷わずに選べます。
まとめ
- 岡山の公立高校入試は、当日の点数350点と内申点200点で決まる
- 合格の目安は、3年間オール4(160点)と当日の得点率7割
- 中1・中2の評定も合否に使われる。通知表の3は「少し足りない」と受け止める
- 内申点は「主体的に学習に取り組む態度」で差がつく。宿題は出される前にやる
- 高校は、大学入試から逆算して選ぶ
よくある質問
岡山県の公立高校入試の内申点は何点満点ですか?
200点満点です。中1・中2は9教科×5段階の45点ずつで90点、中3は5教科が2倍、実技4教科が3倍で110点です。
上位校に合格するには内申点がどれくらい必要ですか?
KLCの資料では、岡山市内の上位校でおおむね9教科45点満点で37〜40が目安です。3年間オール4(200点中160点)を1つの基準に、当日の得点率7割を目指してください。
中3から内申点を上げても間に合いますか?
中1・中2の評定もそのまま使われるため、中1・中2がオール3(54点)だと、160点に届かせるには中3でほぼオール5が必要です。早めに手を打つことが大切です。
内申点を上げるには何をすればよいですか?
差がつきやすいのは「主体的に学習に取り組む態度」です。提出物を当たり前に出す、授業のメモを残す、授業中に発言する、プラスアルファの課題に取り組む、基本問題をテストで確実に解く、の5つを続けてください。宿題は出される前に進めておくのがおすすめです。
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