EDUCATIONAL POLICY
小学生は、考え方の基本的な姿勢を身に付ける時期にあります。対象となる物事をどのように捉え、どのように認識するか。その結果身についた知識の多寡よりも、身に付くまでの過程や姿勢、習慣がその後の学力の伸びを決定します。
小学部の授業では、知識や正解をそのまま暗記するのではなく、なぜそのように考えるのかを説明し、論理に基づいた思考を行う習慣を身につけることを目指します。
現在の高校入試では、一問一答型の知識を問う問題はあまり出題されていません。どの教科においても設問は長文化し、一見して何を質問しているのか分からない問題も多くなりました。ここで必要なのは教科書に載っている知識を蓄えるだけではなく、知識を活用して問題に対処する力を身につけることです。中学部の授業では、表面的な浅い知識を身につけることに重点を置くのではなく、問題の本質も見抜く目を育てることを大切にします。
暗記に頼る指導ではなく、根拠を明らかにしながら論理的に解説することを重視しています。根拠や論理に基づいて思考すれば、たどり着いた答えまでの道のりは明確です。「ひらめき」を頼りに「カン」で解くのでは、本当の意味で理解しているとは言えません。それは、「なぜそうなるのか」という根拠が不明で、「物事を考える筋道」である論理があやふやだからです。KLCセミナーでは、ある1つの問題について「解き方」そのものに重点を置くのではなく、「解き方」の中にある根拠と、根拠を基にして論理的な思考へと導くことを大切にしています。