空白補完効果
芳泉校の猪股です。
今日はちょっと科学的な話です。
下の2つの図を見て下さい。
図1の方は「KLC」,図2の方は中央に「三角形」があるように思ったのではないでしょうか。
これを「空白(空間)補完効果」といいます。
隠れている物を,脳が過去の経験などから補ってくれるのです。
この効果を知って,私は思いました。
「物」でなく,「問題の解き方」でもそれはあるんじゃないかと。
問題を解いているときに,
「これは以前に解いたあの問題と似ているな」
と思うことがありませんか?
それによって同じ解き方を試してみるはずです。
これも一種の「空白補完効果」と言ってもいいと思います。
しかし,これには欠点もあります。
上のように,図1の方は「KLO」かもしれません。
図2の方も,このように三角形ではない可能性もあります。
すぐに判断をするのではなく,一旦立ち止まってみることも大切です。
なぜ自分はそのように判断をしてしまったんだろう?
他の可能性は本当にないのだろうか?
こう考えることは学力向上につながるキッカケとなります。
これからの普段の生活でも意識してみて下さい。