ヤードポンド法とサミーソーサ

大元校

さて、みなさん今日は何の日か知っていますか。

11月11日はポッキーの日と知っている人も多いと思います。では本日11月12日は何の日でしょうか。

そうです、あの偉大なメジャーリーガー、サミー・ソーサの誕生日です。

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生徒のみなさんはおそらく知らないでしょう。ですが、お父さん・お母さんに聞いてみてください。1998年にマーク・マグワイアと繰り広げた、MLBの本塁打王争いはいまだに語り継がれています。(その年サミー66本、マグワイア70本とMLBの本塁打の記録を両者塗り替えての本塁打王争いをしています)

その後も数年間、毎年60本を超える本塁打を放つ素晴らしい活躍をみせてくれました。

今日は、そんな偉大なメジャーリーガー、サミーソーサの誕生日です。

 

さてみなさん野球観戦をしているときに、MLBと日本のプロ野球で違うところがあるのに気づいた人はいますか。

知っている人もいると思いますが、ピッチャーの投げる球の速さの表示が㎞/時とマイル(MPH)で日本とMLBでは違います。(1マイルはだいたい1,61㎞/時です)

なぜこんな風に違うのかというとアメリカではそもそも距離や長さにm(メートル)を主につかっていません。

かわりに、ヤードポンド法というものを使用しており、インチ(1インチ約2,5㎝)、フィート(1フィート約30㎝)、ヤード(1ヤード約90㎝)、マイル(1マイル約1.61㎞)を使っています。

アメリカ以外でこのヤードポンド法を使っているのは、ミャンマー、とリベリアのたった3カ国です。日本を含めて他の世界中の国ではmを使うメートル法を用いています。ただみなさんも普通に聞き覚えがあったり、インチなどで使っている(テレビの大きさなど)のはみたことがあるでしょう。なぜこんなことになっているかというと、3カ国しか使用する国はないのですが、そのうちの1つの国が世界一の経済国アメリカなのであらゆる分野に影響を受けます。

逆になぜ世界一のアメリカで使われているこのヤードポンド法が他の国で使われていないかというと、非常に変換しにくいからです。

メートル法だと1mは100㎝、1㎞は1000ⅿと非常にきりがいいところで、単位を変換できます。

しかし、ヤードポンド法だと12インチで1フィート、3フィートで1ヤード、1760ヤードで1マイルとなっています。

これでは単位を変換するときに非常に苦労しますね。なので世界中で使われているのはメートル法なのです。

単位の変換は算数や・数学でよくでてきますが、問題にでてくる単位はヤードポンド法の変換に比べればめちゃくちゃ簡単なので、しっかりできるようになりましょう。

大元校井上